米国とイランが覚書署名…ガソリンスタンド等からは安堵の声も“以前の日常”は遠く「財布の紐固くなっている」

アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に署名しました。これまで原油高騰に翻弄されてきた名古屋のガソリンスタンドやクリーニング店からは、状況の好転を望む声が上がりました。
■「価格は下がるんじゃ」戦闘集結に期待高まる
名古屋市中区のガソリンスタンド『タカラ石油』。19日、レギュラーガソリンはリッター155円でした。
客ら:
「もう少し安くなってほしいというのは、たぶん皆さんの希望だし、私も安くなってほしいと思う」
「(車は)仕事でずっとなので、もうちょっと下がってほしいと思いますけど、しょうがないのもあるんじゃないですかね」
愛知県のレギュラーガソリンの平均価格は、3月中旬に186円まで急騰したものの、政府の補助金により、6月15日現在で160円台に抑えられています。
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そうした中、アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に署名。アメリカ側は「イランへの海上封鎖を全面的に解除した」と発表しました。
事実上の封鎖が続くホルムズ海峡が開放され、ガソリン価格の安定につながるのでしょうか。この店でも、今年3月にはレギュラーガソリンの価格を一気に31円値上げするなど、翻弄され続けてきました。

政府は現在、財政負担が大きいガソリン補助金の縮小を検討していて、戦闘終結への期待は高まります。
タカラ石油の担当者:
「私たちも今度どうなるかというのは、先は読めていないです。終結すれば自然と原油価格は下がるんじゃないかなと思っていますし、ガソリン価格も少しは下がってくるんじゃないかな」
■資材高騰も値上げ出来ず…クリーニング店で続く苦悩
中部地方を中心に展開する『ヤングドライ』。「ひとまずほっとしている」と話しますが、衣類にかぶせる袋などの高騰に、頭を悩ませています。

ヤングドライの中京エリア本部長:
「クリーニング包材は30〜40%値上げです。(Q.包材が入らないことも?)ございました。遅延もありました」
他にも、ドライクリーニングに使う石油系の溶剤や、ボイラーを動かすための重油も相次ぎ値上げ。それでも、値上げには踏み切れませんでした。
ヤングドライの中京エリア本部長:
「クリーニング価格の値上げはありませんでした。春の繁忙期に入る直前でのことだったので、値上げをすることによって、お客さまの持ち込み件数の減少が懸念された部分もあり、できる限りの努力をさせていただいた」

3月から5月は冬物のコートなどをクリーニングに出す衣替えの時期で、値上げは難しかったといいます。さらに、顧客が離れることを防ぐため、8月までは価格を据え置くと決めています。
ヤングドライの中京エリア本部長:
「物価高も相まって、お客さまの財布のひもが固くなってしまったところもあると思うので、早く日常に戻ってもらうことが切なる願い」

