“のびのび子育て”も魅力の一因か…「住みここちランキング」三重では菰野町が3位と大幅上昇 医療費も9月から18歳まで無料に


 毎年、大東建託が発表する「街の住みここちランキング」。三重県の2026年のランキングでは、7位から3位に順位を上げた菰野町が注目を集めています。背景には何があるのでしょうか?

■ランキング急上昇の菰野町…子育て世代が評価

 三重県の2026年のランキングでは4年連続で朝日町が1位で、川越町が2位となりました。一方、前年の7位から大きく順位を上げ、3位にランクインしたのが菰野町です。

人口は約4万人で県北部にあり、御在所ロープウエイや、アクアイグニスが有名な湯の山温泉、そして鈴鹿山脈は日本有数の登山スポットと、観光業が盛んです。

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住民の満足度が高い理由について、専門家はアクセスの良さを指摘します。

大東建託賃貸未来研究所の担当者:
「自然環境が良く、静かである。車で生活する分には、交通利便性も悪くない」

菰野町は新名神や近鉄が通り、車や電車で名古屋まで1時間ほどと、都市部へのアクセスも比較的良好です。四日市市とも近く、ベッドタウンとしても注目が高まっています。

菰野町民ら:
「車があると結構アクセスもいいので、(順位が)上がった理由なのかなと思います。景色もきれいなので」
「いい所ですよ。人もいいし、お互いに干渉しないで自然と生きているから、それがいいんでしょうね」

7位から3位に順位が上がった理由には「子育て世帯からの評価の高さ」が背景にあるといいます。町役場に聞くと…。

菰野町子ども政策係の係長:
「待機児童の数がゼロになりました。一番力を入れて取り組んだ点になるかなと」

6年前は待機児童が55人に上るなど、保育施設の受け入れ体制に課題がありました。そこで、保育園と幼稚園両方の機能を持つ「こども園」を新設するなどして受け入れ人数をおよそ200人アップし、3年前から待機児童ゼロを実現したのです。

その1つが、認定こども園「森の風こども園」で、0歳から年長まで62人が通います。

取材した23日は、園児たちがバスに乗り込んで山登り。ちなみに、これは遠足ではなく“日常の1コマ”です。

さらに約50分登った後は、大自然の中で昼ご飯づくり。枝を集めて火をつけ、野菜のカットなども子供たちが自ら行います。

自然の中でのびのびと子供を育てられるのも、菰野町の魅力となっているのです。

森の風こども園の園長:
「人と自然が関わり合いながら暮らしてきた里の暮らしに、たくさんの知恵や技があって、それを大事にしていかないといけない。(子供たちに)体験してもらっている感じですね」

菰野町では、今年9月から子供の医療費無料の対象を15歳から18歳まで引き上げることも決まっています。

子供たちへの手厚いサポートが、町の魅力アップにつながったようです。

■岐阜県は“コンパクトな街”が上位に



 岐阜県のランキング1位は北方町、2位は川辺町でした。

大東建託賃貸未来研究所の担当者によると、コンパクトな街ながらも、行政が街づくりをコツコツ積み重ねた結果、評価されているのではという話でした。

また、大きなメーカーが入ることなどによって財政が豊かだと、上位に入りやすい傾向もあるそうです。

■愛知は“利便性”…都心の再開発も影響か



 愛知県のランキングでは、2位~5位は昭和区や千種区などすべて名古屋市内から選ばれています。圧倒的な利便性の良さに加え、都心の再開発により、魅力がアップしているとのことです。

1位は長久手市です。ニュータウンとして新しい住居が立ち続けていて、自然環境もよく、ショッピングモールなど利便性も高いということで1位となりました。

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