一時ドル円が約39年半ぶり水準に…インフレに追い打ちかけそうな『円安』スーパーや珈琲店は対応に四苦八苦

スーパーに行くと「食品が高くなったな…」と感じるこの頃。さらに追い打ちをかけそうなのが円安です。一時1ドル162円台と”約39年半ぶりの水準”となったこの円安、私たちの暮らしに影響を及ぼしそうです。
■スーパーの鶏もも肉 海外産やめほぼ国産に
名古屋市昭和区のスーパー。
Mikawaya御器所松風店の店長:
「メーカーパンは7月から直近で一気に値上がりしている」
中東情勢の悪化による原油高で、食パンは税込で190円台に。先月から20円ほど値上がりしました。さらに納豆も、先月から5円~10円ほど値上がり。
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客:
「安いものはあまりないもんね。ほとんど上がっていると思います」
既に物価が上がる中、追い打ちをかけそうなのが円安です。
円相場は6月から1ドル160円台を推移し、一時162円台後半と、約39年半ぶりの歴史的な円安水準となりました。

円安が進めば、特に輸入品の価格が上がることになり、精肉コーナーでは…。
客:
「全体的に上がっているなと思います。鶏肉とか子供たちもよく食べるんですけど、ちょっと上がっているので、何を買おうかいつも迷います」
Mikawaya御器所松風店の店長:
「前まではブラジル産の鶏もも肉を安く販売できていたんですけど、今は価格がグッと上がったので、うちではブラジル産はもうやめて、国産だけの販売に切り替えております」

既に並んでいるのはほぼ国産。ブラジル産などの海外産の鶏もも肉も取り扱っていましたが、価格差がなくなったため、今年に入ってから国産のみの取り扱いになりました。
また、ノルウェー産のサバも値上がりが続き、現在は加工の際に傷がつくなどした「訳あり品」を売ることで価格を抑えています。
Mikawaya御器所松風店の店長:
「当店では値ごろ感のある商品の販売と、お客さまが買いやすい売り場を作っていきたいと思っております」
■東海地方「モーニング文化」にも円安の影 秘策はコロッケ!?
円安は、東海地方の“朝の文化”にも影を落とします。
岐阜市にある珈琲店「恵時尊(えじそん)」。ブラジルから仕入れた豆を自家焙煎したコーヒーに豪華なモーニングがつくことで、店は連日混雑していますが…。

恵時尊の善山景洛社長:
「輸入豆だと1000円/kgくらいで買えたのが、今は3000円/kgくらい。全部ですよ。営業の人が『ちょっと話があるんだけど…』って言ったら、もう値上げの話です」
10年前にオープンした時、コーヒー豆の仕入れ値は1キロ1000円ほどでしたが、現在は3000円ほどと約3倍に。

さらにモーニングで提供するパンも、2日に仕入れ業者から「15%ほど値上げしたい」と相談が来たといいます。
善山景洛社長:
「こちらからは協力の要請ですね。何とか現状のままで、あと2カ月我慢してほしいとか、そういうことの連続です。値上げじゃなくて、毎日来てもらっているお客さんに値上げせずに喜んでもらうとなると、僕らの店の中の努力で」
値上げせずに客を増やすことで採算を取るべく、モーニングにコロッケをサービスするなど、努力をしています。
客:
「ボリュームが前より良くなったんです。大丈夫かなと思うくらい。(Q.値上げしたら?)悩みますね。でも今は、他の店も値上がりしているからね」
善山景洛社長:
「(円安で)これからもっと上がってくるんじゃないかなと考えています。今やれることは、お客さんを増やすこと。その後に、最悪の最悪は値上げも考えないといけないのかなと」

