被災店主「どのような生活していいか…」伊勢市の商店街の火災は44時間後に鎮火 狭いアーケードで延焼広がったか


 伊勢神宮外宮近くのアーケードで起きた火災は、出火から約44時間がたった2日昼前にようやく鎮火しました。また、この日の朝からは、罹災証明書の受付が始まりました。

 建物が焼け落ち、がれきなどが積み上がった現場。火災発生から44時間たった、2日午前11時。

(リポート)
「夜通しで消火活動が行われ、発生から44時間ほどが経ち、鎮火にいたりました。今日も検分が行われ、原因の究明が続いています」

 近鉄宇治山田駅近く、伊勢市の明倫商店街で起きた火災では、店舗・住宅など59棟が焼け、焼失面積は計約4300平方メートルに。ケガ人はいませんでした。

 1日から行われている警察の実況検分では、駅に近いアーケードの出入り口周辺を重点的に調べています。

 火災の発生から2日経ち、伊勢市役所は、被災した人を対象に罹災証明書の受付を始めました。

被災した男性:
「気が付いた物だけ持って逃げるだけで、見ているだけでした。どのような生活をすればいいか、まだはっきり分かっていない」

■開閉式の屋根も…柳ケ瀬商店街の「火災対策」

 狭いアーケードが、延焼を広げた一因とみられる今回の火災。

(リポート)
「岐阜市の柳ケ瀬商店街です。この辺り一帯は、アーケードが続いています」

 美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」で全国的にも知られる、岐阜の柳ケ瀬商店街。商店街には縦横無尽にアーケードが張り巡らされていて、一部は60年前に設置されたものもあるといいます。

 このアーケード天井には、火災の対策が施されています。商店街の役員が柱についたボタンを押すと、天井の一部の屋根がゆっくりと開きました。

岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の水野琢朗理事長:
「火事があった時に煙がアーケードにこもってしまうので、開閉装置をつけて煙や熱を逃す機能を備えています。アーケード自体にも送水管がついていて、水を下から上に上げて放水できるように」

 開閉できる仕組みのアーケードは10カ所以上に設置されていて、万が一のために、天井にはホースも備えています。

 2022年に柳ケ瀬で起きた火災。勢いよく火柱が立ち上り、辺りは一時騒然となりましたが、商店街に大きく燃え広がることはありませんでした。

 商店街は、消防車が通りやすく広めの作りになっていて、現在はほとんどの店が鉄筋コンクリートになっているといいます。

 柳ケ瀬商店街では今後、役員を中心に避難の仕方や対策について、更に検討するとしています。

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