人流データで一目瞭然…記録的豪雨が襲った名古屋の“人の動き”を独自検証 駅周辺や幹線道路は帰宅困難者で真っ赤に


 9月8日、東海地方を襲った記録的豪雨。交通がマヒした名古屋の人の流れを、データで独自に検証しました。

■テーブルも水に浮かび…ラーメン店"再開まで1カ月"

 名古屋市名東区、一社駅近くのラーメン店「麺屋一丸はなれ」。おとといの大雨では店の中に腰の高さほどまで水が入り、テーブルやイスが浮かんでしまうほどの被害が出ました。

【動画で見る】人流データで一目瞭然…記録的豪雨が襲った名古屋の“人の動き”を独自検証 駅周辺や幹線道路は帰宅困難者で真っ赤に

麺屋一丸はなれの店長:
「冷蔵庫もあがった状態でそのまま。ずれた状態で固定されちゃって動かない」

 大雨から2日たった10日も、調理に使う機械の洗浄などに追われ、営業再開までは1カ月以上かかりそうだということです。

■記録的豪雨 そのとき何が…"人の流れ"を検証

 大雨から2日、名古屋・栄では記録的豪雨がもたらした交通機関のマヒを振り返る人も。

街の人ら:
「いつもだったら車で30分で帰れるところを、1時間半くらいで帰りました」
「地下鉄が全線で止まった記憶はあまりなくて、台風でも。地下鉄圏内の人は緊張感がなくて、帰らなかったので」

 東海テレビは、スマホの位置情報を元にした人の流れ=人流のデータを使い、当時の状況を検証しました。

 位置情報のビッグデータを扱うAgoopが可視化した、8日の名古屋市内の人の流れ。薄い色の矢印は車など速いスピードの動きを、濃い赤色のマークはその場にとどまっている、もしくはゆっくりと移動している人を表しています。

 雨が強まる前から、栄や名駅付近に多くの人が集まっているのが分かります。

 午後3時以降は、栄周辺でも一気に雨脚が強まりました。線路に大量の水が流れ込むなどして、JRや名鉄、地下鉄にバスまで、一気に交通がマヒしました。

 人流のデータに大きな変化が表れたのは午後5時ごろ、幹線道路が真っ赤に染まり、道路の渋滞が始まったのがわかります。

 東海テレビ前の空港線もノロノロ運転に。冠水で動けなくなった車などが、各地で交通の妨げになったとみられます。

■帰宅困難者が滞留…道路は大渋滞に

 帰宅ラッシュの午後6時以降は、栄や名駅の周辺で人の数が急激に増えていきますが、1週間前のデータと比べていくと一目瞭然、「帰宅困難者」が滞留していることがわかります。

 名古屋市は、JPタワー名古屋などに一時的な待機ができる「退避施設」を開設しました。

 帰宅困難になった多くの人が、家族などに車で迎えに来てもらおうとしましたが、名古屋中心部に向かう西区の国道22号も渋滞。

 午後5時ごろから始まっていた道路の混雑は悪化の一途をたどり、歩いて自宅などを目指した人の動きも反映されて、幹線道路はますます真っ赤に染まりました。

 その後、午後10時半に地下鉄が全線で運転を再開すると、栄や名駅の人の滞留は一気に解消し、渋滞も徐々になくなっていきました。

 日付が変わるころ、ナイトスポット・錦付近の人の数は、普段よりも少なくなっていました。

トップに戻る


TOPへ戻る