背景の1つに“盗撮画像共有事件”…『学級写真廃止』小学校側の決定に保護者らが抗議「交友関係が分からない」

25日午後、名古屋市内の小学校に通う児童の保護者たちが、市の教育委員会に抗議の署名を提出しました。
例年、年度初めに撮影してきた「学級写真」を、今年4月に学校側が廃止を決めたことについて、学校に通う224世帯分の署名を集めました。
保護者にとっては、わが子の新たなクラスメイトを知る機会になる学級写真ですが、今年4月…。
<学校から配られた資料>
「これまで年度初めに行っていた学級・職員写真の撮影および販売については、今年度より実施しません」
廃止について学校側は、児童のプライバシー保護や、クラスの数が多く撮影に時間がかかるなどと理由を説明しています。
署名を提出した保護者ら:
「子供たちからも『どうしてないの?』という声をすごくいただいていますし、『なくなることがさみしい』と」
「子供のクラスメイト、交友関係が分からない」
学校側は新学期の学級写真廃止の代わりに、「学校行事ごとに写真を撮る機会は増やす」などとしてPTAの了承を取ったと説明しています。
しかし、保護者を対象にしたアンケートでは、回答者のおよそ7割が廃止に反対していました。
署名を提出した保護者:
「学級写真がなくなることを、簡単に学校側だけで決めてしまうことが、私たちが一番疑問に思うことです」
一方で、廃止の背景の一つには、名古屋市の教師らのグループによる盗撮画像共有事件があり、教頭は取材に対して「多くの意見があるのは承知している」としていました。
学校側の狙いとすれ違う保護者の思い。街の保護者に話を聞くと…。
街の保護者ら:
「ちょっとさみしいかな」
「友達との思い出じゃないですか」
「あった方が良い気もするけど、時代を考えると仕方ないのかなと」
「卒業式とかみんなで写っている写真があるなら、それでいいのかなと」
市教委によると、学級写真の有無については各校長の判断で、名古屋市立の小学校で撮影がないのはこの学校を含めて2校だけです。
署名の提出について学校側は「教育委員会に持参されたことは、重く受け止めます」と話しましたが、廃止の方針は今のところ変えないとしています。
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