11度目の再審請求中…65年前に起きた『名張毒ぶどう酒事件』実物の証拠の一部を切り取っての鑑定を名古屋高裁が認める


 65年前に起きた「名張毒ぶどう酒事件」で、名古屋高裁が証拠を切り取っての鑑定を認めたことが明らかになりました。

 1961年に三重県名張市で女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」は、無実を訴えていた奥西勝元死刑囚(享年89)が死亡し、妹の岡美代子さん(96)による11度目の再審請求が行われています。

 弁護団は、犯行で使われたぶどう酒の瓶に巻かれた「封かん紙」に製造時と異なる成分ののりが付着し、真犯人が貼り直した可能性があるとして、実物の証拠の一部を切り取って鑑定するよう裁判所に求めていました。

 弁護団は28日、封かん紙などぶどう酒瓶にまつわる計8点の証拠を切り取って鑑定を実施することを、10月13日付けで名古屋高裁が認めたと明らかにしました。

 名古屋高検は「鑑定の結果、仮に別ののりの成分が認められても既に65年以上が経過していて、封かん紙が貼り直されたと推認させるものではない」とした上で、「正しい事実認定がされるよう意見を述べていく」とコメントしています。

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