「準備金が必要」と消費者金融へ…アフィリエイト事業を勧められ80万円騙し取られる 甘い言葉に誘われた大学生の後悔

インスタグラムで突然フォローしてきた“女子大学生”。「家で簡単に稼げる」という誘いを信じた大学生は、わずか数日のうちに80万円の借金を背負うことになりました。SNSを悪用した詐欺の手口とは。
SNSで目にすることが多い「アフィリエイト広告」。商品紹介の投稿をすると、閲覧数に応じて投稿者に利益が入る仕組みですが…。

中村さん(仮名):
「結構絶望的でしたね。人生で初めて詐欺に遭って、誰にも相談できなくて。友人にももちろん言えないですし、親に相談したら心配かけたり、失望されるのが怖くて」
そう話すのは、アフィリエイト広告を巡って、80万円をだまし取られたという愛知県の大学4年生の中村さん(仮名)。
インスタグラムで「ミカ」を名乗る女子大学生のアカウントから突然フォローされ、やり取りを始めました。
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【インスタグラムでのやりとり】
<ミカ>
「バイトは家でコンビニの新商品を食べたり、新作ゲームをやったりしてるよー」
<中村さん(仮名)>
「そんなバイトあるんだ。商品レビュー的なバイト、家でできるのはだいぶ楽だね」
甘い言葉に誘われ、内容を聞くために指定された喫茶店に向かうと、そこに現れたのは高級ブランドに身を包んだ男でした。
中村さん(仮名):
「シャネルのバッグにヴィトンか何かの布を巻き付けて、うさんくさいなと思いつつ好奇心は湧きましたね」
そして、男は…。
中村さん(仮名):
「アフィリエイトっていう形で、会社から物を渡されて(商品を)紹介する記事を作ったり、動画やフィードを(SNSに)投稿をして、広告収入を得るという仕事だという話がありました。『興味あるのでやってみたいです』と言うと、車に乗って案内された」
さらに、「事業を始めるには準備金が必要」などと言われた中村さんは、そのまま消費者金融に連れられ、歯科矯正の名目で80万円を借金し、男に手渡しました。
そして、一定期間までであれば契約を破棄できる契約書にサイン。その書類は回収され、男とも音信不通となってしまいました。

被害相談を受けた警察は今年7月、契約書を渡さなかった疑いで事業を持ちかけた男2人を逮捕しました。
実際にこの事件を担当した警察官が、大学生らに向けてSNSで知り合った相手からの簡単な儲け話は絶対に信用しないよう呼びかけました。
愛知県警生活経済課 神藤一成警部:
「今回の事件は契約書をいったん交付していました。そしてその場で回収する。実質的にはクーリングオフを妨害する目的があった。親しくない方からのSNSのアプローチに対して信用しないということを覚えていただきたい」

