かつて藤井六冠も優勝…プロ棋士目指す小4が“将棋日本シリーズ”のこども大会に 去年の低学年の部に続き優勝なるか

愛知県瀬戸市の藤井聡太六冠など、数々のプロ棋士を輩出している小学生の将棋大会が10月31日に開かれました。プロ棋士を目指し、戦いに挑む小学生に密着しました。
■平日4時間、休日は10時間超…将棋一筋の小学生
小学生棋士にとっての大舞台「将棋日本シリーズ・テーブルマークこども大会」。愛知県常滑市で開かれた大会には714人が参加しました。
真剣なまなざしで将棋を指す吉永悟くん(9)、プロ棋士を目指す小学4年生です。
愛知県内の小学校に通う悟くんは、家に帰ったらタブレットで詰将棋。続けて、前日に行われたタイトル戦の棋譜を並べ、千葉県にいる先生とオンラインで指導対局も。
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吉永悟くん:
「平日は4時間とかそれくらい。休日は10時間以上はやっているのかな」
将棋を始めたのは3歳のころ、母親と詰将棋を始めたのがきっかけでした。
父・俊夫さん:
「(最初から)楽しそうにやっていた。パズル全般が好きだったので、やる気がある感じだった。行く教室、行く教室ですごく褒められて、『筋がいい』『将来プロだ』とかかなり言われていたので、ちょっと調子に乗ってた」

将棋のセンスが抜群だった悟くん。みるみるうちに成長し、数々の大会で上位進出。去年は各都道府県の代表が集まる倉敷王将戦で、低学年の部で全国2位に輝きました。
そして、憧れの藤井聡太六冠とも一緒に指す機会に恵まれました。

そんな悟くんの家の中は、将棋でいっぱい。大きな夢に向け、1日も将棋から離れたことはありません。
学校が休みの日に向かったのは東海研修会。プロ棋士や女流棋士を目指す子供などが通っていて、悟くんは月に2回参加し、実戦を重ねています。

プロから見て、悟くんはどう映るのでしょうか。
東海研修会幹事・村田顕弘六段:
「入った時からどんどん伸びていきそうだなと思っていました。有望だと思います」
東海研修会幹事・柵木幹太五段:
「年齢に対して、堂々と将棋を指している印象を受けました。将棋の強さも、同じ学年の中ならかなり上位かなと思います」
■去年の王者が挑む"高学年の壁"
さらなる高みを目指して出場する、テーブルマークこども大会。かつて、藤井六冠も優勝した大会です。

悟くんは去年、低学年の部で優勝。4年生になり、初めて高学年の部で出場します。
悟くん:
「初めての高学年だから、ちょっと緊張している」
予選を3回勝てば、決勝トーナメントに進出。悟くんは一局目・二局目と、危なげなく勝利します。

三局目は、北陸から来た小学6年生。きわどい勝負となりましたが、一瞬の隙を見逃さず相手を打ち取り、決勝トーナメント進出です。
悟くん:
「高学年で予選を突破できたからうれしい。(決勝トーナメントは)終盤にたくさん時間を残しておきたい」
そして、迎えた決勝トーナメント。初戦は山形から来た小学5年生。悟くんはなかなか相手陣に迫れずに時間が削られ、惜しくも敗退しました。
悟くん:
「悔しい。時間なかった」

連覇とはなりませんでしたが、悟くんは既に次を見据えていました。
悟くん:
「奨励会に入って、将棋のプロになりたい」

