体育の授業でも活用…“GIGAスクール構想”重点施策の1つ『電子黒板』コスト面で課題も生徒にも教師にもやさしく


 授業の質の向上に加え、教員の働き方改革にも一役買っています。名古屋市が市立小学校で導入を進める電子黒板。授業準備の負担軽減や児童の理解促進につながると期待されています。

 名古屋市熱田区の市立大宝小学校。2年生の教室で児童らが見つめているのは、大きな「電子黒板」です。

 教師が電子黒板に紙コップを使って花火を作る手順を映して説明していました。

名古屋市教委 教育DX推進課の担当者:
「名古屋市は50インチ以上のディスプレーが入っている学校が少ないものですから、まずは2校入れて、効果を検証して」

 背景にあるのは、国が推し進める「GIGAスクール構想」です。

 ICTを活用し新しい学びを目指すもので、生徒1人に1台タブレット端末を配るなど、ベースとなる第1期を経て、今はより実践的な取り組みを進める第2期です。

 電子黒板の活用はその重点施策の1つで、市は大宝小学校など2校をモデル校に選び、今年4月から試験導入しています。

川出真由美校長:
「今までできなかったことがたくさんできるので、授業には欠かせない」

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 タッチパネルで操作でき、拡大や縮小も自由自在、文字の書き込みや、録画や保存も可能。より分かりやすく説明ができ、授業の振り返りなども簡単にできます。

小学2年生:
「大きく映っているところに書いたり、分かりやすくて楽しいです」

教員:
「電子黒板で動いているのを見るのは楽しいみたいで、楽しく授業をやっています」

 電子黒板は体育の授業でも使われていて、タブレットで撮影した自分の動きを確認しながら、その場で教師がアドバイスします。イメージがつかみやすくなることで、子供たちが自分で考える力が身に付いてきたといいます。

川出真由美校長:
「意見を言う時に、電子黒板に書き込みながら発表できたり、自分の書いたものをすぐ映してもらえたりできるので、身近なものになってみんな喜んでいます」

 変化は教師にも…。

川出真由美校長:
「働き方改革はすごく進みました。教員が早く帰るようになりました」

教員:
「先に電子黒板に書いておいて画像でとっておくと、提示がすごく簡単なので、(準備が)楽になりました」

 生徒はもちろん、教師にもやさしい電子黒板。導入や維持管理など、コスト面での課題はあるものの、市は今後の拡大に向け、効果や課題を検証していく方針です。

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