Interview

2015.11.12
今回の一子役の役作りは?
私はひとりっ子でしたので、「兄弟ってこんな感じなんだ」「こういう会話するんだ」と、いろいろ知ることができて楽しいですよ。長女だから3兄弟の核にならなければならないので、破天荒そうに見えても実は根は真面目で、これまでも妹と弟のために我慢してきたこともある人なんだろうなというところは意識しましたね。一子自身も、こうと決めたら引かないですから、強いんでしょうね。
3兄弟の掛け合いが面白いですよね。
一子は、三子のことを「まったく心配な子だわ」と思いながらも、3人になると一子と三子が結託して「何やってんのよ」と二郎を責めるというところが面白いですよね。さすが女きょうだい!(笑) でも、今まで正統派にやってきた姉ちゃんが離婚した時は、二郎も三子も心配したんでしょうね。3人は、お互いをすごく思い合ってるんですよね。二郎が内田さんを呼び出して「姉のこと、そんな風に思ってたんですか」と言ってくれた時は、ちゃんと姉のことを分かってくれていて、姉側に立って内田さんに注意をしているんだ、かわいい弟だなと思いましたね。
そのかわいい弟の二郎を演じる綾部さんは、どんな方ですか?
ちゃんとしてる人なんですよ。この忙しいスケジュールの中、セリフもキチンと入れてきて…それは当たり前と言えば当たり前なんですけど、私は芸人さんの忙しさも分かっていますから、綾部くんは本当に寝ずにやってるんだろうなと思います。現場での周りへの気配りの面でも、立派な座長なんですよ。スタッフ、共演者、エキストラみんなに気を配って話しかけ、子役さんの相手もして、すごいですよ。綾部くんが頑張っている姿を見たら、私たちもスタッフさんも「この座長のために頑張ろう」と思いますから。とってもいい座組みだと思います。

この作品の魅力は?
いろんな世代の恋愛、結婚の“あるある”が出てきますよね。同世代の主婦の方は一子の言動にうなずいてもらえるでしょうし、若い世代の方は二郎と咲の行く先の見えない恋愛にきゅんきゅんして、未婚の人は結婚ってこういうものなんだと思ってもらって…と、いろんな視点から見られるから面白いと思いますね。
小川さんご自身が“あるある”と思ったシーンやセリフはありましたか?
一子の離婚原因の、旦那の「空気みたいな存在だから、敢えて言葉にしなくてもいい」と、嫁の「言ってくれなきゃわかんないわよ」というのは、本当に“あるある”ですよね。よく聞く言葉だけど、実はこれが夫婦関係を長くやっていけるかどうかのカギなんですよ。

うちは結婚26年なんですが、お互いに言いたいことを言ってます。同業者ということもあって仕事のことも話しますし、私の舞台も必ず観に来てアドバイスくれたり、くだらない話から真剣な話まで、よく会話をしたりしますね。文句も言いますけど、「ありがとう」というお礼の言葉も、食事を作ってくれた嫁に対しての「おいしかったよ」も、仕事を頑張っている旦那への「ご苦労様」「行ってらっしゃい」も、言うべきことだと思います。私が仕事で忙しい時は、私が言わずとも洗濯してくれたり、掃除機かけてくれたり、犬の面倒を見てくれたり、次男と一緒にご飯作ってくれたりしてるんですよ。私もうれしいですし、「ありがとう」という言葉をかけることによって、また会話も弾みますよね。してもらったことを当たり前と思うのではなく、評価する、感謝するということが大事。だって、毎日一緒に生活していくわけだから、面白くないより、面白い方がいいじゃないですか。新婚さんのようなベタベタはなくなるかもしれないけど、お互いが必要だと思いあう事はそれに勝るかけがえのない絆ですから。倦怠期を迎えているご夫婦も、このドラマを見て夫婦にとって会話が大事だと思っていただけたらいいですよね。

小川さんとしては、どんなラストを期待しますか?
みんながハッピーになって欲しいですよね。二郎と咲ちゃんがくっついて、めぐみちゃんは自分の幸せを見つけて、キャプテンもお店が繁盛して、いい伴侶も見つけて…みんないいパートナーができたり、仕事に対して意欲を燃やせたり、そういう結末がいいですよね。一子は、内田さんと手を繋いでデートして、みたいなところを見たいですね。一度離婚したからこそ向き合うことができましたから。きっと、内田さんが言ってたような、娘が成人したら夫婦で旅行に行くような夫婦になるんでしょうね。