セブンルール

　鎌倉で自宅を改装したカフェを開き、料理教室を主宰する本多理恵子に密着。彼女の著書「料理が苦痛だ」は女性たちから圧倒的な支持を受け、料理レシピ本大賞エッセイ賞を受賞した。
　彼女が料理教室で教える料理は「水・油・調味料は一切使わない」「計量はしない」など、極力手間を省いたものばかり。遠く北海道から参加する人もいるなど、料理に対する悩みを抱えた女性たちが集まり、参加人数はのべ１万２千人を超えた。
　群馬県に生まれ、東京の短大へ進学し、就職先で出会った夫と結婚した彼女。一人息子の子育てに追われる中で、料理が苦手だと自覚した。だからこそ少しでも楽に乗り切るコツを身につけたという。そこで、自宅の一部でカフェと料理教室を開始した。
　料理は極力手間を省けばいいと言う彼女に「日本の食文化が廃れる」と批判的な意見もあるという。「料理が嫌い」と公言しながらも、彼女が料理を仕事にするのはなぜなのか？彼女のセブンルールに迫る。