奇跡体験!アンビリバボー

 

奇跡体験!アンビリバボー

放送日:10月24日(土)15:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
日本のパラリンピックの父
人生をかけて社会を変えた一人の医師の物語

<番組内容>
 来年開催が予定されている東京パラリンピック。東京での開催は2回目だ。見事に成功を収めた、今から56年前に行われた前回大会。その裏には、一人の男の並々ならぬ尽力があった…。彼は官僚でもなければ政治家でもない。スポーツとは全く無縁の一人の医師だった!
 1927年、大分県別府市で生まれた中村裕。父は開業医で、裕も終戦後医師を目指し、31歳で国立別府病院の整形外科科長となった。当時日本では、脊椎損傷などにより後遺症が残る患者は自宅や療養所に引きこもってしまう現状があった。中村は術後も笑顔を見せない患者を見てもどかしさを感じていた。そんな折、中村の元にリハビリテーション研究の提案が。失われた体の機能を回復し、可能な限り社会生活を取り戻すことを意味するリハビリテーションの概念は当時日本になかった。そこで中村は世界に先駆けてリハビリの研究に取り組む、イギリスの病院に留学することに。日本では手術後、社会復帰できる人がほとんどいないが、その病院の神経外科医で所長のグットマン博士によると、ここでリハビリを受けた患者は85%が半年以内に社会復帰しているという。
 中村は すぐにその秘密を探し始めた。グットマン博士によれば、スポーツをすることで体は強くなり、心のリハビリにもなるという。帰国後すぐにスポーツの必要性を訴えた中村はやがて、障がい者スポーツの代表的存在“日本のパラリンピックの父”となる!