『セブンルール』  #201 作曲家・梶浦由記

 

『セブンルール』

放送日:6月8日(火)23:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
アニメ『鬼滅の刃』の音楽を共同で手掛け、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」では主題歌「炎」を担当した作曲家・梶浦由記。唯一無二の感情を揺さぶる音楽で、作品に命を吹き込む“梶浦ワールド”とは。新作アニメ「劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア」の楽曲作り現場に密着し、ストイックな素顔と7つのルールに迫る。

<番組内容>
今回の主人公は、アニメ『鬼滅の刃』の音楽を共同で手掛け、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」では主題歌「炎」を担当した作曲家・梶浦由記。『機動戦士ガンダムSEED』エンディングテーマや、『魔法少女まどか☆マギカ』劇中音楽など、アニメを中心に多くの話題作を生み出し、北野武監督「アキレスと亀」、NHK連続テレビ小説『花子とアン』など、映画やドラマの劇伴でも活躍する彼女は、今年3月「日本アカデミー賞最優秀音楽賞」を椎名豪と連名で受賞した。

幼少期をドイツで過ごし、父親が好きだったオペラのピアノ伴奏が音楽の原点になった。ピアノを弾き続け27歳でバンドデビューしたが、鳴かず飛ばずの日々。ところが、レコード会社からの依頼で書いたインストゥルメンタル曲が、ある映画監督の耳に留まり劇伴を任された。アニメにも活躍の場を広げた彼女は、「大好きだったオペラや歌曲の世界がここで表現できる」と気づいたという。

「BGMが作品より人の耳を奪ってはいけない」と、曲作りへのこだわりを明かす彼女。シーンに合わせて、状況説明や登場人物の感情を巧みに表現する音楽は“梶浦ワールド”と呼ばれ、「唯一無二でハリウッド映画でもやらない手法」「作品の感情部分に深く陰影を持たせてくれる」と、監督や音響スタッフも絶大なる信頼を寄せる。作曲オファーが絶えず、長年第一線を走り続ける彼女の音楽はどのように生み出されるのか。

今回カメラは、今秋公開のアニメ「劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア」の音楽制作現場に密着。約1カ月の制作期間に50曲近く作り上げる彼女の作業場やレコーディングスタジオで、一切の妥協を許さないストイックな素顔に迫る。「今までの人生で発見したことのない幸福感に満たされる。こんな幸せな仕事はない」と語り、感情を揺さぶる音楽で、作品に命を吹き込む作曲家・梶浦由記の7つのルールに迫る。