サザエさん

　＜姉さんとぼく＞
　カツオは学校の宿題で“家族”をテーマに作文を書く。「姉さん程の面白い素材はない」と、サザエをモチーフにめずらしく早く書き上げ「多分校内の文集に載るから」と自信満々。どうやらサザエの中学時代の友達に聞いた、昔の話を元に書いたらしく、サザエは「私の恥が文集に載ってしまう」と大層心配する。

　＜うれしたのしいお彼岸＞
　お彼岸の日が近くなり、波平は「墓参りに行こう」と提案する。タラオは「ご先祖さまと一緒におはぎを食べる」と墓参りを楽しみにして、リカとタケオにも話す。リカは「お墓にはクモがいるから」と怖がり、タケオは「墓参りはつまんないから行かない」と言う。さらにタケオに「ご先祖さまなんていない」と言われ、タラオはしょげてしまう。

　＜タイミングが合わない日＞
　波平は客を見送るため駅に到着すると、すでに電車が来ている。急げば乗れると階段を駆け上り、なんとか電車に客を乗せる。２人が息も絶え絶えあいさつを済ませた時「この電車は５分停車いたします」とホームの駅員に告げられて、気まずい雰囲気になる。その帰宅時、波平はバス停に向かうと、目の前にいたバスに発車されてしまう。