――ご自身が演じている『かぐらや』の仲居・和代はどんなキャラクターですか?また、演じる上で気を付けていることなどがありましたら教えてください。
和代は末っ子キャラですね。ちょっと“おバカ”で、時々仕事でドジしちゃったりするんですけど、そういう時はいつも姉御の知子さんや弘美さんにカバーしてもらってます。
あと、何か問題が起きて志乃さんや仲居頭の照子さんに怒られそうになると、すぐに知子さんや弘美さんの後ろにパッと隠れちゃうような子なので(笑)、演じる上では常にそういう末っ子っぽさを出すように心がけています。
――衣装や所作など、職業としての仲居役を演じる上でご苦労されたことは?
衣装が着物なので、お芝居をしている時に自分の思うように動けなかったりすることがあるんです。例えば、急に立ち上がらないといけないシーンなのに、着物の裾を踏んでしまってうまく立てなかったり(笑)。慣れない着物を着て演技をするのは難しかったですね。
――羽田美智子さんと野際陽子さんは、普段はどんな方ですか?
お2人とも本当に優しくて、撮影現場ではいつも元気をいただいていました。羽田さんは、スタジオで顔を合わすたびに「元気?」とか、「今日も頑張ろうね」って優しく声をかけてくださるんです。
そういえば撮影中、羽田さんがレモンのはちみつ漬けを作ってきてくださったことがあったんですが、それがホントにおいしくて、疲れが一気に吹っ飛びましたね(笑)。野際さんは、みんなが疲れてきて空気が重くなったりすると、突然、踊り出したり歌い出したりして(笑)、現場の雰囲気をいつも和やかにしてくださっていました。
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
しょっちゅう仕事をほったらかしては、柱の陰からトーテムポールみたいな感じで『かぐらや』の裏側をのぞき見してる仲居さんたちにも注目していただけたら(笑)。最終回に向けて、思わずのぞき見したくなるような展開が待っていますので、ぜひ最後まで見ていただきたいです。