先日、本作の制作発表会見が行われました! 会見には今回連ドラ初主演を務める白石美帆さん、この枠の作品には34年ぶりの出演となる中村玉緒さん、さらにドラマへの出演に加え、法律監修としてもドラマに関わっている本村健太郎さんがご登壇。市野プロデューサーから「夢の中でも台本を読んでいるそうです」と紹介された白石さんが役への誠実な取り組みを語る一方、中村さんがユニークな発言を連発し、会場には終始笑いが。さらに本村さんが弁護士としてだけでなく役者として活躍する秘訣(?)まで明らかになり、楽しいひとときとなりました。
昼ドラを何回もやらせていただいているものの、もう年でございますのでダメかなと思いましたが、楽しくやらせていただいています。しかし法律を扱うだけに漢字が読めない(笑)。口が回らないんでございます。
さくらは修習生を預かる所長ですが、なぜか知らぬうちに修習生の夏希に惹かれていくんです。若い時の自分と夏希を重ねますが、その裏に実は、夏希の母親と私とのつながりがあるんです。
ドラマではモメゴトが起きても最後は明るく締めくくります。解決したら『ご唱和』をお願いすることにしているんです。ということで最後に、皆様でご唱和下さい!『モメゴトは幸せを呼ぶ福の神!』 はい、ありがとうございました。
私は世間から弁護士と思われていますが、本業は俳優です! 約20年前の俳優デビュー以来、毎年ドラマに出演し、所属事務所でもバラエティー班でなく俳優班にいますから。東海テレビの昼ドラにも本作で4作目の出演で、今回初めて会見に出席させていただきました。
弁護士資格を取ってから法廷ドラマに声がかかるようになり、今回も最初は法律監修で声がかかりましたが、『法律監修を引き受ける際は必ずセットで役も…』という話をしたところ、まんまとキャストに加えていただきました(笑)。ただし法律家でなく、バーのマスター役ですが(笑)。
法律監修の立場では、司法修習生のドラマですから僕の実際の経験を生かして、実務修習というのはどんなものか修習生役の五人の俳優さんに話し、また弁護士役の俳優さんにも弁護士というのはこう言うものだ、ということを伝え、ドラマにリアリティーを吹き込みたいと思います。
自分で気負い過ぎることはやめようと思っていたのに、ついついベッドの横に台本をおいてしまって、『あれ、次どういうシーンだっただろう?』とセリフに追われていまして、これが昼ドラの洗礼なんだ!という日々を送っています。
でも、椎名夏希という役はすごく前向きだし情熱的というか、ちゃんとエネルギーを持って物事に取り組んでいこうと突き進むパワーがある人物なんですね。演じていて、疲れと言うよりは夏希のパワーをもらって元気になる瞬間があるんです。
自分で言っているセリフの言霊が自分に跳ね返ってくる時ってあると思うんですね。ですので、疲れたから『疲れた』と言うのではなくて、『きょうは本当に仕事ができてよかった』と言うようにしています。
夏希は、母親とのことで抱えていることもあり、いろんな痛みを知っているからこそ、前に進むぞ!というパワーを持っているんですが、見てくださる方にも福が来ますように、という思いを込めて一所懸命演じて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。