相関図

筒井 道隆

法務省・戸籍監理課の課長。
閑職と言われる部署だが、実は“タイムトラベラーを取り締まり保護下に置く”という極秘任務を与えられている。
元々順調にキャリアを築いていたが、2年前人違いで逮捕されたことで家族・キャリア・友人など全て失った過去を持つ。
物事に白黒はっきりつけるより曖昧なままにしておきたいタイプで、頼まれたら断れない事なかれ主義の人物。一見いいかげんそうだが、任務には真摯に取り組む。

成海 璃子

戸籍監理課の職員。
要領がよく飲み込みが早い。新谷と組んでから1年半ほどしかたっていないが、親子ほどの年齢差がありながらも抜群のコンビ感を見せる。正義感が強く困っている人を見逃せないたちで、時にそのせいでトラブルに発展することも。
さっぱりした性格で誰からも好かれるが、友人や恋人の気配はない。
一見普通の若者だが流行に興味がなく、SNSもやっていない。

浅野 温子

大学時代の同級生である国東に頼まれ、パートの職員として戸籍監理課で働いている。
主に現場に出る新谷と薫をオフィスから後方支援する役割で、時に安楽椅子探偵のような活躍をすることも。
イギリス人の夫との間に3人の息子がいる。
上司である新谷へのぞんざいな口のきき方は親しみの現れ。娘が欲しかったこともあり、薫には優しい。

おの ののか

法務大臣政務官秘書。
戸籍監理課の本当の職務を知らず、国東政務官が新谷を頻繁に呼び出しているのを不審に思っている。
東京外国語大学在学中に3年連続ミスコングランプリを獲得するなど輝かしい経歴があり、アナウンサーを目指していたがかなわず現職に。
納得はしているつもりだが、若手女性アナのニュース番組は一切見ない。

木下 ほうか

衆議院議員・法務大臣政務官。
「静かに丁寧な言葉で表現した方が怒りの感情は伝わる」を信条とし、常に冷静沈着。
その効果は絶大で、省内では密かに「スマイリー」というあだ名で呼ばれている。その張り付いたような笑顔が周囲に威圧感を振りまく。
2015年4月、増え続ける未来人に危機感を抱き、戸籍監理課を設立した。

敦士

警視庁の刑事。新谷の元妻の弟。
新谷にとっては元義理の弟だが、友人として現在も親交がある。新谷の過去のこともあり、誤認逮捕や冤罪に敏感。
場の空気を読まない軽口を叩くことが多く、周囲からあまり信頼されていない。
薫に度々アプローチしては撃沈している。
アイドルの追っかけや城めぐりなど、多趣味でマニアックな一面も。