勝つためなら何でもする――
悪辣な手腕で勝訴をもぎ取る弁護士・御子柴礼司。
そんな事務所とは知らずにハローワークで紹介され
就職してしまった事務員・日下部洋子。
ふとしたことから、洋子は御子柴がかつて、
凶悪犯罪を犯した元少年Aであることを知り―――
岐阜県出身のミステリー作家・中山七里の
大人気シリーズ既刊4作を贅沢に使用し、
二転三転する法廷劇をハイテンポに、
そして過去の罪と向き合う御子柴の苦悩を
スリリングに描く。
どんな依頼人でも、どんな手段を使ってでも必ず勝たせる“悪魔の弁護人”
その戦慄の過去とは?
正義の意味とは?贖罪とは何か?
かつてないヒューマン法廷ミステリーの幕が上がる――