東海テレビ・フジテレビ系全国ネット毎週土曜 よる11時40分〜

Special スペシャル

津田寛治さんインタビュー「津田寛治VS要潤 “ガチ演技力”バトル!」

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第1話から2話に渡り、『世田谷の夫殺し』裁判で御子柴礼司(要潤)と闘ってきた東京地検のナンバー2である次席検事・岬恭平(みさき きょうへい)。法律というルールは絶対だと信じ、罪を犯した人間には相応の罰を与える事こそが社会の秩序を守っていると考えている正義のモンスターだ。

今週土曜の第3話では、御子柴の少年院時代の担当教官・稲見(勝野洋)が殺人容疑で逮捕され、新たな裁判が幕を開ける。話の展開にますます期待が高まるなか、再び法廷で御子柴と対峙する岬役を演じる津田寛治に話を聞いた。

百戦錬磨の津田さえ…「セリフの量に震えました」

台本を読んだ感想は?
これは本当に法廷ものなのかな?と思うぐらいスピーディーな展開が脚本の随所にあり、とてつもなく上質なエンターテインメントだなと思いました。でもセリフの量に震えましたね。セリフの字数の問題より内容が。濃い長台詞がたくさんあったので1つやるのでも相当カロリー使う感じのものが当たり前のようにボンボンあったし、岬の吐くセリフが何層にもなっているというか複雑で。これをちゃんとお客さまに届けつつ、岬という人間を表しながら言っていくというのは相当やりがいがある仕事だなと思いました。
岬という役について
御子柴より自分のほうが上だと思っていて、御子柴を“やっつける”というより“諭す”というイメージ。「御子柴をちゃんとした弁護士に俺が育ててやる」という思いでいて、ちょっと道を外している奴(御子柴)を、ぐっと法の秩序に引き戻すような「更生させてあげるんだ」という思いが大事だなという気がしましたね。
(第1話での)岬の登場シーンなんか裁判所のテミス像、法の象徴ですよ、あれ。それにもたれかかっていましたからね。それで、クッと上を見たら天秤が揺れていて、ちょっともたれかかり過ぎたなと思いましたけど(笑)。

「要潤の御子柴、予想以上で鳥肌立った」

共演者について
要くんとは10年ぶり。現場で岬として会ったとき、あんまりにも御子柴にピッタリ過ぎてビックリしましたね。要くんの色んな映画を見ていても、やっぱりあの冷酷さがかっこいいし素晴らしいんですが、久しぶりに会ったら、すごくピュアな少年みたいな眼差しで、ほんのり笑っていて。あんまり現場でニコニコするタイプじゃないのに笑っているのを見た時に、御子柴が冷酷さに隠している純粋な優しさが見えて「予想以上だな」と鳥肌が立ったのを覚えています。
ベッキーさんとは以前ご一緒したことはありますが、現場に入ってくるなりきちんと挨拶をされて、誰に対しても同じように接していらしたので、本当に優しい方なんだなという印象がありますね。役としてガッツリ絡むのは初めてですが、優しくて可愛くてめちゃくちゃキュートな方なので共演を楽しんでいます。

腹の中に悪魔を封印する男、津田寛治

タイトルにかけて「悪魔だな~」と思ったエピソードは?
僕は腹の中に悪魔を封印しておりまして(笑)、その悪魔は往々にしてお酒を飲んでいる時に出るんですよ(爆笑)。もちろん人に手を出したりは一切無いんですけれども、言葉の端々にかなり人を傷つけてしまうことを言うらしいんですね。でも、いかんせん酔っ払っているもので覚えていなく、後日「もう津田さんとは飲まないって言っているよー」とか「被害届でているよー」って結構言われた時期がありまして…で、お酒を止めました。もう1年半ぐらい飲んでいません! だから、お酒を飲んでいたときの自分が「俺って悪魔だな」ですね。
視聴者へのメッセージをお願いします。
1話と2話を見ていただいた方はわかると思うんですが、このドラマは今までにない法廷ものになっております。「え!?こんなこと法廷で!?」みたいな、あっと驚く展開があるんです。新しい演出で俳優としても演じ甲斐がありますよね。それと法廷シーンでは要君ともお互いに胸を借りながら芝居をぶつけ合えています。なので見どころはまさに法廷シーンですね。御子柴と岬のバトルを、ぜひお楽しみにしてください!