東海テレビ・フジテレビ系全国ネット毎週土曜 よる11時40分〜

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大西利空さん、下川恭平さんインタビュー「現場の話題は『鬼滅の刃』」

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第3話では新エピソード『老人ホーム介護士殺害事件篇』がスタート。御子柴(要潤)の医療少年院時代の担当教官・稲見(勝野洋)が殺人罪で起訴され、その弁護を御子柴が担当。御子柴を敵視する検事の岬(津田寛治)と再び法廷で対峙するなか、稲見は「私に正当な罰を」と弁護を拒否!

御子柴の存在意義が揺らぎ、この裁判は一体どうなるのか続きが気になる第4話だが、明日の放送では“悪魔の弁護人”が誕生するに至った衝撃のエピソード・ゼロが解禁されるという。御子柴の少年期・園部信一郎を演じるのは大西利空(りく)。若干13歳ながら映画「キングダム」では主人公・信の幼少期を演じ、来年公開の「るろうに剣心・最終章」でも中心キャラの明神弥彦役に抜擢されるなど、今、もっとも注目すべき若手俳優だ。そんな大西と、映画や舞台で活躍中の嘘崎雷也(うそざき らいや)役の下川恭平に話を聞いた。

大西は「すごい辛そうな役」に、下川は「関西弁」に苦労

まずは、台本を読んだ感想を聞くと大西は「自分が死んでしまう役は結構あったけど、人を殺してしまう役は初めてでした。台本読んだ時はすごく辛そうな役だと感じました」。オーディション前に実際の犯罪者の本を読んだという大西は「すごい残酷だなと思いました。それを自分がやると思ったら、どう演じたらいいんだろうと最初は戸惑ったけど、撮影するまでに練習したり、台本を読んで、どういう役柄か考えたりして頑張りました」と熱心な姿勢を見せた。

北海道出身の下川は「関西弁の役が初めてだったので、とにかく知り合いの関西の人たちに聞いたり調べたりして練習しました。(台詞を自分の声で)録音して、コレ合っている?と周りに聞いたりもしました」と役に入る前の準備の大変さを語った上で「嘘崎はずっと嘘をついているというキャラクターなんで、大阪弁も嘘かもしれない。実際セリフでも嘘だと言ってます。性格的に明るい点は(自分に)近いので演じ甲斐があり、すごい楽しめそうな役だなぁと思った」と当時を振り返った。

下川から見たら「大西利空“さん”」…若手業界事情をポロリ!?

お互いの印象を聞くと、大西は「すごい楽しかったです! オーディションとかで結構会っていたりしたんですけど共演は初めてなので」と言うので、ライバルなのかと聞くと「男子はライバルとか無い気がする、みんな楽しんでやっているから」と若手業界の事情をポロリ。一方、下川は「僕が東京に来たのは3年前。そのオーディション会場で最初に見た時は“あの大西利空さんがいる!”ですよ。その後も何度かオーディションで会ったりしていたので顔見知りではあったけど(共演して)まぁ、いい子だなと(笑)。一緒にやっていて、すごい楽しかったです!」と共演した感想を話した。

撮影の合い間も2人で話している姿を何度も目撃したので、その話を振ると「2人とも『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』が好きで」と大西が話すと下川は「そのアニメや漫画の話で盛り上がりました。対等に話せるというか。年下にあんまり感じないですね」と実年齢も役柄同様2つ違いである事を明かした。

現場でのエピソードを聞くなかで、下川が「(ロケ地となった)現場はオーラがすごかったですね」と語り、それを受けて大西も「元精神病院の廃病棟だったんですが、閉鎖された空間ですごく怖かったです」と補足し、下川が「それが(医療少年院のロケ先として)合ってましたね、本当に」と2人で頷いた。

医療少年院、それぞれの教官役の印象は…

次に、教官役の共演者について。稲見役の勝野洋については2人とも「すっごい、優しい!いい人!」と絶賛し、加えて大西は「勝野さんが(子どもの頃)九州にいた時の話とかもしてくれて楽しかった」と語った。

山岸役の元芸人・スチール哲平について「スチールさんはマジですっごい面白かったです!」と大西。下川も「僕が台詞を詰まった時に、大丈夫だよって言って、台本の読み合わせをしてくれたり本当に優しかったです」と語った。

柿里役の(元阪神タイガース)嶋尾康史については、下川は「役柄的にはめちゃ怖いというか厳しい教官なんですけど、プライベートでは紳士のよう。僕が(柿里役の嶋尾の)首を絞めるシーンがあるんですけど、本気で締めちゃっていいよ!とか、ちゃんと乗っかっちゃっていいよ!とか言ってくれて、さすがだなって感じました」と語り、大西は「反省房にいるシーンで(自分が)体育座りしていて嶋尾さんが立っていたんですけど、すごい背が高いんですよ。オーラがあって、すごい怖かったです(笑)」と語った。

最後に、第4話の見どころを聞くと、大西は「脱獄のシーンですかね。(教官に)掴みかかるアクションシーンが(立ち)位置的にすごく難しかったので、そこが見どころです」と答え、下川は「礼司が雷也という人間を通して、最初はウザがりながらも本当の友達を見つけ、今まで内気だったのがどんどん解放されていって、人としての心を見つけていくというところが見どころだと思います」と真面目に答えつつ「今いいこと言ったぞ、珍しく」と大西に向けて一瞬だけ先輩風を吹かせたところで取材は終わった。

御子柴の過去が明らかになる第4話。「首絞め」「脱獄」など物騒だが気になるワードが続々登場したが、果たして御子柴の少年院時代に何があったのか。明日も絶対見逃せない夜になる!