毎週土曜よる11時40分

SPECIALスペシャル

エンケン×CHEMISTRY夢の競演!
「抱きしめ方の男らしさにしびれた」

CHEMISTRY「Angel」のミュージックビデオから

遠藤憲一主演のオトナの土ドラ『それぞれの断崖』は、遠藤演じる志方恭一郎の中学生の息子が、13歳の同級生に殺害されたことをきっかけに、崩壊する家族とその再生を描く社会派人間ドラマ。今週第3話では、被害者の父と加害者の母(田中美里)の“禁断の愛”が、いよいよ動き始める。どんなきっかけで知り合うのか、なぜ心惹かれてしまうのか…1シーン1シーンのセリフにも注目してほしい。

そのドラマを盛り上げるのが、CHEMISTRYが歌う主題歌『Angel』だ。今月15日に公開されたミュージックビデオ(以下、MV)では、ナント遠藤憲一との夢のコラボが実現。歌詞にある『今なら(まだ)間に合う』をキーワードに、男女の物語を2つのストーリーで展開、CHEMISTRYの歌唱シーンと遠藤のドラマシーンで構成されている。

遠藤憲一×CHEMISTRYミュージック・ビデオ 撮影現場をレポート!

撮影は先月中旬、都内の地下駐車場で行われた。乱暴に停められた1台の黒い車と1人の女。怪しげな青白い照明の中でスモークがたかれ、その空間に『Angel』がエンドレスで流れている。それだけで何かが始まりそうな予感…。そこに遠藤が登場、監督の説明を受け、すぐさま撮影が始まった。憂いのある表情で柱にもたれかかるだけで絵になる遠藤の姿に、スタッフから「お~!」と感嘆の声があがる。

MV撮影風景
MV撮影風景

CHEMISTRY「抱きしめ方の男らしさにしびれた」

まずは、遠藤が女に“撃たれるパターン”を撮影。遠藤は、相手役となる女優(佐古麻由美)が、銃を撃つタイミングとその芝居に対して様々なリアクションを見せる。また“撃つのを止めさせて抱き合うパターン”では、『Angel きつく抱きしめてたら~』の歌詞とシンクロする鳥肌モノの抱擁シーンとなり、撮影の様子を見守っていたCHEMISTRYからも拍手が贈られた。

MVとメイキング映像は、今月15日からYouTubeで配信されているのでぜひチェックして欲しい。撮影後に遠藤とその演技を間近で見て興奮冷めやらぬ様子のCHEMISTRYに話を聞いた。

MV撮影時の3ショット

<遠藤憲一コメント>

ドラマとMV、撮影の違いは?

今回のMVは、厳密にストーリーがあってセリフがあってとかではなく、男と女がいて、撃たれるパターンと、撃つのをやめさせて抱き合うという設定で、自分の中で色々なシチュエーションを考えられて面白かった。ドラマでは、台本があって克明に作っていくっていう難しさや楽しさがある。でも今回みたいに瞬発力でする表現するやり方も新鮮で好きです。

曲のタイトルにかけて、あなたにとって「Angel/天使」とは?

ドラマを作っていて上手くできたときはエンジェルになる(笑)。こういうふうになるといいんだろうなぁと(想像して)やってみて「お!(できた!)」っていうときの達成感が高揚感になって(自分の頭上に指で円を描くポーズをして)輪っかができる!イッちゃったって感じ(笑)。

CHEMISTRY「男らしさにしびれた」「ドラマになっていた」

<CHEMISTRYコメント>

遠藤さんのMV撮影を見てどうでしたか?

やっぱりしびれますね。言葉がない、セリフがないなかで、本当に目の前で撃たれる姿とか見るのが初めてだったんですけど、僕はそのシーンと、女性をグッと抱きしめる、あの抱きしめ方の男らしさにしびれましたね。素敵です!

なんかもうドラマになってましたよね。ここに自分たちがどういうふうに絡んでいくのか編集がすごい楽しみ。撮影の合間に「(今の演技)大丈夫だった?」「ちょっと色々味付けしちゃったんだけど」とか気さくにお話いただき非常に楽しかったです。

曲のタイトルにかけて、CHEMISTRYにとって「Angel/天使」とは?

肉、特にフィレステーキの500gは天使です。ミディアムレアで食べるんですけど、噛んでると顎が外れるんじゃないかと思うぐらい“食べてる感”もあって、身にもなるし、天使ですね。

CHEMISTRYとしては最近やった一夜限りのスペシャル・ライブ、僕個人としてはプラネタリウムでやったライブでの、みんなが喜んでいる顔とか星空とか、幸運みたいなその瞬間(が天使)。

ちなみに…最近、断崖に立たされた経験は?

1つの商品を買うか買うまいか迷った話で、その理由は今更感。自撮り棒をネットで買うのにカートに入れた後「でも自撮り棒っていつの話だよ」って(爆笑)。今更俺がこう(自撮り棒で撮るポーズ)やるのか⁉とか。でも「いま自撮り棒の棒って消えるんだよなぁ」とか思いながら1日ぐらいカートに置いて、結局買いました(笑)。

最近ライブで歌詞や譜面を見るのに使うiPadをそろそろ買い替えようってところで、そのサイズ感で結構迷いました。大きいと自分は見やすいけど持ち運び(の不便さ)だったり、小さいと文字の大きさとかどうなんだ?って…結局ちょっと小っちゃめのほうを買いました。

毎話エンディングで、CHEMISTRYの『Angel』がかかると、志方の切なく苦しい想いがよみがえると共に次回への期待が膨らむ。第3話では、まさに切なさに胸震わせる遠藤の姿に主題歌が重なっており見逃せない。