毎週土曜よる11時40分

STORYあらすじ

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817日放送

傷害事件で意識不明の状態だった高城秀子(黛英里佳)が意識を回復し、志方(遠藤憲一)の元を訪れる。「恭介君はそんなこと絶対にしません。私たちはお付き合いしていたんです」たった14年でその人生を閉ざされてしまった息子・恭介(渡邉蒼)が、親の知らぬ間にしっかりと大人への成長を見せていたことに心を熱くする志方と雪子(田中美佐子)。
「あなたに恋して、夢を追っていた恭介がいたんですね…」
一方、殺人を犯した息子・満(清水大登)に家庭裁判所での審判が迫っていることを知った母・はつみ(田中美里)は不安に駆られていた。「審判には、被害者家族の方もいらっしゃるんでしょうか」

「なぜ、私たちが傍聴できないんですか!?」
事件を巡る志方の過激な言動が問題視されたため、今回の審判に被害者家族の傍聴は認められなかった。自分のせいで息子の事件の真相も、殺人犯・八巻満に下される裁きも、まったく情報をもらえないという状況に、志方のやり場のない鬱屈はたまる一方だ。
なんとしても審判を傍聴したい。志方は満の担当弁護士・若菜(内田滋)の事務所へ押しかけるが、そこで加害者の母・はつみに遭遇。初めて目にするその姿に、憎しみに燃える志方。人ごみに紛れ土砂降りの中を家路へ急ぐはつみの後を尾ける。住居と勤め先のクラブ『マリー』を突き止めた志方は決意する。直接会って謝罪させる。

家庭裁判所の審判が始まった。満は、はつみの呼びかけに一切反応せず、いきなり話し始める。「僕、警察に嘘をつきました」騒然とする審判廷。呆然とするはつみ。
少年鑑別所に戻った満の面会に赴いたはつみだったが、息子は母親の姿を見るなり激高し椅子を叩きつける。「何で来たんだよお!出ていけっ、クソババア、二度と来るなっ」
どんなことがあろうと息子を信じてやりたい。悲壮な覚悟を決めていたはつみだったが、震える声で付添いの若菜に訴えた。
「もうあの子は私の手に負えないのかもしれません」

悲しみを押し殺し『マリー』で笑顔を振りまくはつみを指名する一人の客がいた。笑顔で近づくはつみを睨みつけていたのは、志方だった。この場で罪の重さを突きつけ断罪し、絶対に謝罪させてやる――。

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