――ご自身が演じている『かぐらや』の仲居・知子の魅力とは?また、演じる上で気を付けていることなどがありましたら教えてください。
知子は『かぐらや』の仲居の中では照子さんの次に年長なんですけど、年甲斐もなく、キャピキャピぶりっ子しちゃうようなところが魅力ですね(笑)。実は今回は、そんな知子のぶりっ子ぶりをパート1の時よりオーバーに演じようと意識していまして。
だから『かぐらや』に来たイケメン板前の榛名さんに対しても、若い仲居さんたちと一緒になって「榛名さーん、榛名さーん」ってアピールしてみたり(笑)、とにかく思いっきりやらせていただいています。
知子を見て「何だ、この人~(笑)」って思うこともあるかもしれませんが、これはあくまでお芝居。実際の私は、知子みたいに年甲斐もなくぶりっ子したりしませんので、そこはご理解いただければ…(笑)。
――今シリーズの撮影についてのご感想は?
第1シリーズの時からそうなんですが、「花嫁のれん」のキャスト、スタッフのみなさんは本当にいい方ばかりで、とても居心地がいいんです。普通、1+1は2じゃないですか。でもこのドラマの現場には、1+1を100にも1000にもしてしまうような不思議なパワーがあるんですよ。多分、スタッフ、キャストのみなさんの素敵なお人柄が、そういう目に見えない力を生み出しているんでしょうね。
いつかは撮影が終わってしまうんだ…と思うだけで涙が出そうになります。クランクアップの日に休んじゃおうかなと思うぐらい(笑)、本当にみなさんとお別れするのがさみしいんですよー!
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
このドラマはたくさんの愛が詰まった作品です。劇中では、奈緒子さん、志乃さんをはじめ、たくさんの登場人物たちの愛が描かれていますし、ドラマ以外のところでもスタッフやキャストのみなさんの愛があふれています。その愛を視聴者の方にも感じていただけたらうれしいです。