「花嫁のれん」の制作発表会見が行われました。本物の“花嫁のれん”が展示された華やかなステージに、羽田美智子さん、野際陽子さん、津田寛治さん、吉田羊さん、岩永洋昭さん、鳥丸せつこさん、山本圭さんが登壇。終始和やかな雰囲気のなか、キャストのみなさんが作品への思いや撮影裏話を披露してくださいました。
去年、この作品をやらせていただいて私の人生も大きく変わりました。本当に一生懸命努力して伝えようとする気持ちがあれば伝わるんだなっていうことを身をもって体験させていただいた作品でもあります。パート2の撮影に入ってからも、本当にやりがいのある毎日を過ごさせていただいております。今回も奈緒子にはたくさん試練が待っていますが(笑)、どんなことがあっても前向きに頑張って生きていれば必ず扉が開くということを奈緒子が体現してくれています。まだまだ元気の足りない今の日本に、このドラマの中の奈緒子という役を通じて、優しさと思いやりを届けられたらと思っています。
1年経ちまして、奈緒子さんの成長ぶりにはびっくりいたしました。今やもう私も認めざるをえない嫁になってきてしまっているので非常にやりにくいんです(笑)。今年は震災がありまして、本当に日本中の人が心を痛めていまだに立ち直れないでいたり、心が和やかになれていない方たちもたくさんいらっしゃったりすると思います。震災の時、泥だらけの写真を一生懸命探していらっしゃった方たちの姿を見て、思い出は本当に大切なものなんだなということを改めて実感しました。“思い出は心の宝”という『かぐらや』のおもてなしの心をもう一度胸に刻み、この作品が皆様の心の中の思い出になってくれるよう祈りながら頑張っていきたいと思います。
宗佑というキャラクターは実際の僕によく似ていて、自分自身の弱さとかだらしなさをそのまま表に出せばいいっていう(笑)、それぐらい自分に近い役なので、演じるのが本当に楽しいんです。今も宗佑を演じたくてウズウズしています(笑)。今年の宗佑も、みなさんよろしくお願いします。
有紀子ならではの賢さと強さ、また時々ちょっと色気も駆使しながら、ジリジリと奈緒子さんと女将対決を繰り広げております。「花嫁のれん」のファンのみなさんの中には、多分1人か2人は“アンチ奈緒子”がいると思いますので(笑)、その方々を味方につけつつ、細々と戦っていければ。有紀子が抱える影の部分も楽しんで見ていただければと思います。
名実ともに一流のキャスト、スタッフのみなさんの足をひっぱらないように、そして少しでも「花嫁のれん」という作品をいいものにできるように頑張ります。このドラマを見て、少しでも多くのみなさんに笑顔になっていただけたらうれしいです。
現場はとても楽しいです。まだ撮影は半分ぐらい残っていますけれども、パート2を楽しみにしてくださる皆様に向けて頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします。
『かぐらや』に新たなメンバーが加わりましたが、サービスやおもてなしの質を落とさないでやっていけるかどうか見守っていただけたらと思います。全国のみなさんの期待に応えるように、頑張っていきたいと思っております。