インタビュー

二宮あざみ 役 吉本実憂 さん

10月6日 公開

台本、ストーリーについての感想を教えてください。

 人間は生きていて、何か心に抱えていたり、何かを強く我慢していたりするなど、様々な感情を抱えていて、その壁の前で立ち止まっている。このドラマは言葉と親子丼の暖かさで複雑という一言では表せないような感情から一歩踏み出せる、きっかけをくれるような作品だと思いました。

二宮あざみ役についての印象は?

 初めて演じる役柄です。ひとまとめにされますが、「不良」という役です。
でも人間は1人1人違います。あざみは人を信用しない女の子で母親というワードには敏感です。そんな感情を持っていて、とても挑戦しがいのある役です。でもそういう感情を持っているからこそ人として、とても可能性のある女の子だと思いました。作品の中であざみはさくらさんの親子丼の味に何かぬくもりを感じますが、私も母親の作ったご飯を食べたときに、なぜかわからないですが泣いてしまったことがありました。あざみに共感できました。

主人公・九十九さくら役を演じる、真矢ミキさんとの共演について。

 私が言うのもおこがましいですが、さくら役はとてもぴったりだと思いました。以前、お話させていただいたときに、私の勝手な感覚ですが、オレンジ色のオーラといいますか、太陽のようなぬくもりを持っていらっしゃる方だと思いました。あざみをさくらさんの暖かい心で包み込んで欲しいです。

さくらが作る親子丼のように、活力になる食べ物を教えてください。

 親子丼ってあたたかいイメージがとてもありますよね。ちなみに私のパワーフードは“白米”。ご飯に明太子、梅干、お塩とかあれば十分。白米がとても好きです。

視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

 台本を見て、作品全体として伝えたいと思ったことは、「人は変われる」ということでした。その思いをドラマを通して、視聴者の方に少しでもお届けできたらと思っています。もし今、何かで立ち止まっている方がいたら、少しでも進んでみようと思ってくれるような、このドラマが背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。一生懸命演じます、ぜひご覧ください。