インタビュー

中西俊太 役 塚田僚一(A.B.C-Z) さん

11月13日 公開

ドラマ出演、作品の印象を教えてください

 まずはこの作品に呼んでいただけて光栄です。とてもメッセージ性のある作品で、台本を読んで泣いてしまいました。一話、一話がとても考えさせられるストーリーだと思います。中西俊太は主人公・さくらが一番心を許している人なので、とても大事な役どころだと感じていて、正直、プレッシャーもあります。でも、重要な役をいただいたからには、ちゃんと地に足をつけていかなくてはという気持ちが強いですね。

中西俊太役をどのように演じたいですか?

 自分の中で俊太をどう演じていくかというよりは、さくらさんが一番信頼できる人が俊太という、距離感、関係性を大切にしていきたいです。俊太はさくらさんの亡くなった息子の悠平と幼馴染みなので、幼い頃から知っているさくらさんの仕草や小さな行動を感じ取りながら、俊太を演じていきたいですね。
 俊太は暴走族の元リーダーで、今は更生し真面目に働いています。仲間思いで温かい心を持った役柄なので、監督からは「(塚田さんの)今のままで、元気で明るくでいいよ」とありがたいお言葉をいただきました。俊太が着るTシャツにも彼の人柄が出ていると思いますので、注目してくださいね。

真矢ミキさんとの初共演についていかがですか?

 とても温かい人だと思いました。気配りや心づかいが自然にできるような方で、女性特有の母性みたいなものも感じますが、宝塚で培ってきた男らしさみたいなものもあり、とにかく人間としてどっしり、しっかりされている印象です。
 撮影現場で真矢さんが、「さくらと俊太はできあがっている関係性だから」と気遣ってくださったので、「(演技で)失礼があったらすみません」と言いました(笑)。色で例えるなら“オレンジ”です。包み込んでくれるイメージがあります。

さくらが作る親子丼のように、温かい気持ちになった、思い出の料理はありますか?

 A.B.C-Zのメンバーと食べたステーキです。以前、ワーキングホリデーに行って自分たちでお金を稼いで生活するという番組の企画があり、そのときに本当にお金がなくて一枚のステーキを5人で分けて食べました。“肉を分け合う仲”になったと、絆を感じました(笑)。

バラエティ番組では“愛されるキャラクター”として引っ張りだこですが、ドラマ出演での演技を楽しみにしている方も多いと思います。

 ひとつひとつをしっかりと向き合って演じていく、そこに限りますね。まずは作品を観ていただいて、その結果、「塚ちゃんのお芝居よかったね」と言っていただけたら“いいゴール”だと思っています。自分が得意とする体力を生かしたアクションなど、お芝居で貢献できたらと思います。

視聴者の方々に向けてのメッセージをお願い致します

 この作品と向き合ってみて、さくらさんの「みんなを救いたい」という気持ちが親子丼に溢れんばかりに詰まっていて、視聴者の方、一人一人の感想や、湧き立つ気持ちも違うだろうなと感じました。このドラマは自分らしさが見つかるヒントが詰まっている作品だと感じています、応援よろしくお願いいたします。