あらすじ

四杯目10月28日 放送

 さくら(真矢ミキ)の古本屋・九十九堂に、摂食障害に苦しむ小学校教諭・御代川由希(大西礼芳)の母・峰子(森口瑤子)が訪れた。たまりばにいる人たちを怪しく見ていた峰子は、由希もこの場所で親子丼を食べているとさくらから聞き、不快感をあらわにする。峰子は由希に決して九十九堂に近づかないよう警告するが、後日、由希が銀行やローン会社から多額の借金をしていることを知り驚愕する……。

 そんな折、さくらは俊太(塚田僚一)が持っていた雑誌の記事から、恭子(本仮屋ユイカ)が未成年の少女が起こしたリンチ事件の取材をしていることを知る。その事件の加害者は、あざみ(吉本実憂)の不良仲間であるリエ(柳美稀)だった。恭子の記事を見て被害者がいまだに寝たきりの状態だということを知り、リエは苦しむ。「ウチの気持ちなんてわからないくせに」と言われたあざみは、自分の母親が人を殺したことを語り、泣いてリエを抱きしめるのだった。

 一方、峰子のプレッシャーに耐えかねた由希は、ついに学校を無断欠勤するようになった。そんなある日、さくらの元に警察から一本の電話がかかってきた。摘発した風俗店関係者の中に由希がいたというのだ。さくらに助けを求めた由希は、峰子との縛られた親子関係を静かに話し始めた。そして泣き崩れた由希の手首に、さくらはリストカットの跡を見つける。極限まで追い詰められた由希を救おうと決心したさくらは、峰子に会いに御代川家を訪ねることにするが…。