
制作発表会見 親子丼が香るような、温かい週末を!
真矢ミキさん「毎日、親子丼を作り続けています」
古本屋を営みながら、悩める人々を迎え入れ、親子丼をふるまう、真っ直ぐでちょっとおせっかいな主人公・九十九さくら役を演じる真矢さんは、「撮影が始まりまして、1ヶ月が過ぎ、1ヶ月間、親子丼を作り続けております。朝の番組と昼からドラマと、この秋は自分にとって充実しております。」と力強く話してくれました。

吉本実憂さん「初めて髪を金髪に染めました」
幼いころにある事情から親類の家に引き取られ、15歳で家出。17歳の少女、二宮あざみ役を演じる吉本さんは、「不良役をやらせていただくにあたって、初めて金髪に染めました。役で染めさせていただくのはとても光栄なことなので、二宮あざみとして今、孤独と戦いながら生きています。この作品は鋭くて深くてでもあたたかいと感じています」と語りました。

本仮屋ユイカさん「真矢さんとのシーンは結構ピリピリしています」
16年前のある事件を胸に抱えながら、ジャーナリストとして忙しい日々を送る、九十九恭子役を演じる本仮屋さんは、「真矢ミキさんの娘役で、真矢さんとの共演は2回目です。親子という近い関係を演じるので、さぞ、和気あいあいとできるのかなと思ったら、結構ピリピリとしたシーンが続きまして、今日は和やかに真矢さんと談笑できることを嬉しく感じています」と話しました。

「試作の親子丼、一杯目は夫に。嬉しそうに食べていました」
“これまでの人生で思い出の味といえば?”という質問に、真矢さんは「ある番組で2週間ぐらいアフリカに行ったことがあり、毎日がほぼミートソース味で、さすがに2週間経ったときに自分の味覚が多国籍な味を求め出しました。そういう状態で帰宅をしたときに、男子厨房に入らず的な考えを持っている私の夫が、不器用ながらも全部野菜をみじん切りにしてスープを出してくれて、それが本当においしかった」と話し、真矢さんが作った料理でご主人がほっこりする料理は?という質問には、「夫が宮崎出身で、夫の母が作ったような、日向鳥の手羽と野菜の煮物を作るととても喜びますね。あと、親子丼の試作、一杯目は彼に食べてもらいました。彼はドラマのことで作っているとは知らなくて、非常に嬉しそうに待って、食べてくれました。一石二鳥でしたね。一石二鳥って言葉、私大好きなんですよ(笑)」と話しました。
「今まで言われたことはなかったのに、このドラマでは嵐のように、“○○○”と言われる」
また、“今回の役柄とプライベートの自分、似ている所、大きく違う所はどこでしょう”という質問に、真矢さんは「皆さんにさくらと似ていると言われたのは、正義感とおせっかいな部分です。逆にセリフとはいえ、こんなに”ババア”と言われたことはないですね(笑)。今回、“おばさん”、“ババア”と嵐のように言われて、こうやって慣らされていくのかなと。記念すべき、ババア出発かな。でも、そんな見出しは嫌ですから(笑)」と、周囲の笑いを誘い、吉本さんは「役を演じると、一部分自分の中に入ってしまうようなところがあり、不良には絶対ならないでと言われました」。本仮屋さんは「こんなに“許せない”というセリフを何度も言う役は初めてだと思います。愛の出し方は違いますが、正義感の強さという点では、私と似ています」とそれぞれ語ってくれました。

「高卒認定試験は過酷でした。あまり弱音をはかない私が…」
“真矢さんを「すごいなぁ」と思う所”という質問に、吉本さんは「暖かさもありつつ、潔さも感じられるところが格好いいと思います。真矢さんは、私が憧れている女性そのものです」。本仮屋さんは、「いつも美しい笑顔で元気です」。また、真矢さんが高卒認定試験に合格した話にも触れ、「朝の情報番組を任せていただいているので、せめて視聴者の方のレベルにまではいかないといけないと思ったのがきっかけです。受験勉強みたいな形で、今年の頭からやっていましたが、正直過酷でした。あまり弱音ははかないタイプなのに『どうせ私は落ちますよ……』と、塾で弱音も2回ぐらい吐いたりして(苦笑)。世界史と日本史は範囲が広すぎるので一緒に受けてはいけないらしく、混ぜて勉強してはいけないみたいで、“混ぜるな危険”をやってしまったんですよ」と、笑いながら話しました。
さくらの親子丼を、忠実に“スイーツ親子丼”で再現。インスタ映え!?

制作発表会見の最後に、ホテルのパティシエがさくらの作る親子丼を忠実にスイーツで再現!リアルすぎる“スイーツ親子丼”が3人に差し入れされました。とろとろのたまごは、黄身をマンゴーゼリー、白身をココナッツゼリー。鶏肉はクッキー、お米はスポンジケーキ、さらに中にはイチゴのショートケーキが隠れているという本格派スイーツ。
一口食べた真矢さんは、「インスタ映えしそう。視覚と味覚が違う不思議な感じですね。南国な味もしてとても美味しい。お紅茶が欲しい!」。吉本さんは「食べるまで疑っていましたが美味しい、玉ねぎのライチがとても好きです」。本仮屋さんは「口が親子丼を求めているのに甘くて不思議な感覚。でもおいしい~」と、3人ともスイーツを試食でニッコリ。終始和気あいあいとした雰囲気で制作発表会見は終了しました。
最後に真矢さんは、「このドラマは、ひとつひとつ取材を重ねてできたオリジナルドラマです。台本をめくるにつれ、本当に身近なものだと痛感しています。この時間帯にどう映るのかと想像している所ですが、最終的には土曜の夜に暖かい親子丼がお家に香るような、温かい週末にできたらと思います」とPRしてくれました。