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リテイク クライクインリポート!

2016.12.02 update

 本作の撮影が始まったのは、11月に入ってすぐのこと。最初に筒井道隆さん演じる主人公、新谷真治の過去の場面が撮影されました。この日撮るのは、新谷が戸籍監理課に異動することになる、大変な出来事の数々。1日中、新谷の“負”の感情を心に留めておかなくてはいけなかった筒井さん。初日からお疲れ様でした。
 この日は東海テレビの情報番組「スイッチ!」の取材班も同行。撮影後、番組MCの恒川英里アナにインタビューを受けた筒井さんは、ひょうひょうとした表情で初日を終えての感想や、作品への意気込みを語っていました。
 ちなみに恒川アナは本作にも“女優”として出演。筒井さんに話を聞き終わるとすぐ、本編の撮影に参加したのでした。

 数日後、第1話のファーストシーンの撮影が、東京競馬場にて行われました。ここでは新谷と那須野薫(成海璃子さん)を悩ますことになる、未来から“リテイク”してきた坪井信彦(笠原秀幸さん)と出会う場面を多くのエキストラの方も参加し、撮っていきます。

 記者は筒井さんを見て、驚いてしまいました。というのも、初日はエリート役人だった頃の新谷でしたので、パリッと決めていた筒井さんでしたが、この日は無精ひげを生やし、どこかくたびれた様子。また筒井さんと成海さんは、撮影に入って間もないのに何だか頼りない新谷と、そんな彼を引っ張る那須野の関係性をすっかり演じていました。

 笠原さんは未来人の特徴である全身白い洋服に身を包み、そこにいるだけで存在感が(笑)。記者的には、眼鏡まで白かったのが、何ともおかしかったです。

 さらにその数日後、浅野温子さん、木下ほうかさん、おのののかさんが加わり、法務省庁舎の場面が東京近郊にある市役所にて撮影されました。監督の指示に「OKで~す!」、「了解しました!!」と朗らかに応える浅野さん。

 演じるパウエルまさ子は法務省のパート職員という設定ですが、そのファッションはどう見てもそんなお堅い仕事に就いているとは思えない派手な上にシャープなもの。そんな衣装に負けない、パワー全開の浅野さんでした。

 ちなみに後日、筒井さん、成海さんが浅野さんと味のあるビルの一室をお借りして戸籍監理課の場面を撮った際も、浅野さんの元気な笑い声が現場を明るくしていたのでした。

 木下さんとおのさんはお二人でのやりとりをいくつも撮影。木下さんはずっと机に座っていたものの、法務大臣政務官という国東修三の佇まいを見事に体現。

 一方、国東の秘書・大西史子を演じるおのさんは、発言のテンションや動作などを丁寧に考え、演技に反映。演じることに真摯に向き合っていることが伝わってきました。

 そんな演技への取り組みは、刑事の柳井研二を演じる敦士さんも同様。第一話のゲスト・丸山智己さんとともに取り調べの場面を撮った際、普段はおちゃらけているのに、仕事では一転、厳しさを見せる柳井のキャラクターを緩急あるセリフ回しで演じていたのでした。

 第1話から笑いあり、アクションあり、シリアスありと様々な場面を撮影。そのひとつひとつがどう繋がり、本編が完成するのか。皆さんもご期待ください!