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アナウンス部

m.S.|2018年入社

この活気のある空間に
身を置きたい!

15年間クラシックバレエに打ち込んでいた私は、何よりも本番の舞台が大好きでした。テレビの世界を目指したのは、テレビ局のインターンシップで生放送直前の報道フロアを見学したとき、本番に向かう一体感や緊張感にバレエの舞台と重なるものを感じたから。入社以来アナウンス部に所属し、現在は報道番組「ニュース ONE」のキャスターを務めています。

新人の頃は緊張の連続で、中継リポートや定時ニュースはもちろん、アナウンス部の内線に出るときの声など、あらゆる発声に気を使っていました。日々もがくなかで転機となったのは、入社3年目にアナウンス大賞で、新人部門1位を受賞したこと。努力の方向性は間違ってなかったと、少しずつ自分を肯定できるようになりましたね。中日ドラゴンズの応援番組「ドラ HOT」MCに就任したのは、ちょうどその頃。野球と出会ったことで、視野も広くなりました。

担当している「ニュース ONE」の出演者の中では、私が最年少です。この年齢ならでは、そして女性ならではの意見をしっかり持ち、コメンテーターや専門家の方々に対して、抱いた疑問を率直に伺えるインタビュアーでありたいと思っています。

言葉と意思に責任を持ち、チャンスを掴む

キャスターには、政治や法律、医療など幅広い知識が必要ですが、スポーツ分野で複雑な技の名前やルールを全て頭に入れることは楽ではありません。でも、インタビューの際に不勉強のままお話を伺うのは失礼です。選手それぞれの経歴をたどり、試合を拝見した上で、伺いたいことを端的に言葉にする。この時の言葉の選択は、本当に難しいです。苦労はありますが、好きな分野の取材ができることはしあわせですね。

以前、東海テレビ主催のバレエ公演で、日本を代表するバレリーナの中村祥子さん、上野水香さんへのインタビューを担当したことがあります。小さい頃から憧れていたバレエ界のスターと、バレエに関する発信ができたことは一生の財産になりました。入社2年目のときには、日本舞踊を一から教わり、御園座公演「名古屋をどり」への出演を通して、日本文化の魅力をリポートしたことも。芸術を愛する気持ちがチャンスにつながったので、自分の感覚や経験を大切にして、引き出しを増やしていきたいと思います。

具体的に目標を定めて、それを言葉に出すのはとても大切なこと。もちろん発言するからには責任が生じますが、目標を現実化するモチベーションにもなります。私には特攻隊を経験した祖父がいて、戦後80年を迎えるにあたり、祖父たちの戦争の記憶を継承するために何ができるのだろうと最近よく考えています。東海テレビにはそうした意欲や行動を評価して、自分の限界を引き上げてくれる環境があるので、チャンスを掴むために行動していくつもりです。

1DAY
schedule

1日のスケジュール

11:00
新聞、昼のニュース、特集原稿などの確認
13:00
着替え・ヘアメイク
14:30
全体打ち合わせ
15:00
コメンテーターとの打ち合わせ
15:43
番組冒頭の本番
16:00
本編のリハーサルなど
16:49
本編の本番スタート
あなたにとってテレビ局とは あなたにとってテレビ局とは

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あなたにとってテレビ局とは

目指すものをみんなで共有し、それに向かって努力する人たちがいるところ。コロナ禍で情報番組「スイッチ!」の生中継を担当していたとき、大変な状況下で生中継することの意味を、関係者全員で考えました。生活が変わっても、桜は咲き、蝉は鳴く。変わらないでいてくれる自然を、テレビを通して楽しんでもらえたら…その一心で団結して取り組みました。業界全体で目指すべきものとしては「信用」でしょうか。真偽不明の情報やフェイクニュースが拡散される昨今、1人でも多くの人に安心してもらえるように正確性を高めるべきです。

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