個性的なドラマから
企業風土を感じ取って

大学でテレビドラマの研究をしていたことから、ドラマ制作に関わる仕事をしたいと思っていました。東海テレビの「土ドラ」は、他局とは一味も二味も違う、独特な個性があって面白いなと感じてましたね。演劇や俳優養成所でのレッスン経験があるからか、私は人前で話すのがどちらかというと得意。採用面接では気負わず、思ったことを素直に話していたんです。入社の決め手は、そんな「ありのままの自分」を受け入れてくれたことでした。

入社後は報道部で、特定の担当を持たずに取材対応をする遊軍記者を2年ほど経験し、現在は朝の情報番組「スイッチ!」でディレクターを務めています。まずは番組内で放送するVTRの内容を決め、準備としてロケの台本やスケジュールを作成します。ロケ当日は出演者や技術スタッフと連携しながら撮影を進め、ロケ後はより情報が伝わりやすく、かつ面白くなるように工夫しながら編集するのが一連の流れです。

自分が作ったものを多くの人に見てもらえることが、この仕事の大きな魅力。面白いものを作るにはインプットが大切なので、休日には演劇を観たり、ライブに行ったり、大好きなことを思い切り楽しんでいます。企画のアイデアなどは、一緒にライブに参戦した友人たちと何気ないおしゃべりをしているときに、フッと思い浮かぶことも多くて。忙しい日々のなかでも、インプットの時間は死守していこうと思っています。

打席に立つ確率が高ければ、打率も上がる

東海テレビには、たとえ新人でも番組を制作するチャンスがあります。そのチャンスを形にできたのが、入社1年目の後輩と一緒に企画した特番「カチッと!」。当時、入社2年目だった私は、プロデューサー兼ディレクターとして制作を行いました。後輩が持ってきてくれた企画案を、年に1回開催される「番組プレゼン大会」に向けて練り始めたのが、放送の10か月前。無事に企画が採用され、ロケやスタジオ収録から編集、放送までトータルに関わらせてもらいました。一つひとつに貴重な学びがあり、制作者としてようやくスタートラインに立てた気がしましたね。

私はアイデアが次から次へと思い浮かぶタイプではないので、企画を立てるときはいつも苦労しています。一気に何本もの企画を出すくらいだとかっこいいのですが、実際に企画書として形にできるのは、年に2〜3本あるかないか(笑)。だから、企画の種になりそうなことを思いついたら、一行でも一言でも、スマートフォンのメモなどに書き留めておくように意識しています。

今後やってみたいのは、タレントさんの持ち味を最大限に活かした「演者さんファースト」の番組企画。ローカル局はキー局や準キー局に比べて規模が小さい分、打席に立つ確率が高くなり、ヒットを飛ばす可能性も上がります。実際、私も遊軍記者時代に、自ら企画提案して何本も特集を作らせてもらいました。若手のうちからどんどん企画を出して、活躍していきたいという人には、向いている会社だと実感しています。

1DAY
schedule

1日のスケジュール

8:30
リハーサル・オンエアに向けての準備
9:50
「スイッチ!」オンエアの立ち会い
11:45
反省会
14:00
「スイッチ!」班会
16:00
スケジュールや台本の作成・VTRの編集作業など
あなたにとってテレビ局とは あなたにとってテレビ局とは

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あなたにとってテレビ局とは

どんな些細な趣味も、興味関心も、時には自分の短所やマイナス感情まで、すべてがプラス要素になるところ。娯楽が多様化し、魅力的な映像作品が溢れているなかで、「なんとなくつけてたら面白い番組に出会えた」という体験はテレビならでは。そうした体験も含めて、視聴者の心を動かせるような番組が作れたら、テレビ局は唯一無二の存在感を示せると思います。東海テレビには、ありのままの個性を活かせる環境があります。絶えずインプットをして、自由な発想のもと、型にはまらない番組づくりをしていきたいですね。

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