見たい!見せたい!
を番組に反映させて
日曜正午から放送中の「おぎやはぎテラス」のディレクターとして、演出業務に携わっています。おぎやはぎテラスは、2人が毎週、東海地方のどこかに出没する生放送番組。その中継場所を決めたり、番組内のVTRを制作したり、ゲストのキャスティングを考えたりしています。苦労する点は、放送内容が視聴者にどれくらい響くか分からず、常に悩んでいること。だから日常生活で気になることがあれば即、メモに残し、企画のタネとして温めています。仕事でもプライベートでもユニークな人に出会ったら、積極的に友だちになりますね(笑)。
私は多分、「未知のものを見たい、知りたい」という好奇心が強め。普通に生活していたら見られないシーンや、楽しい瞬間に出会える番組を作りたいし、「当たり前」っぽいことを一度疑うようにしています。もし、「ローカル局には絶対できないよね」といわれるような部分に、企画のヒントが転がっている気がするんですよね。
失敗できる環境から「面白い」が生まれる
「68年ぶりのウルトラスーパームーンを成層圏から撮影したい」。提案が通り、初めて特番を手がけたときの企画テーマです。当時は入社2年目。自分の興味を形にできてうれしい反面、もし撮れなかったら…という不安や不慣れな作業の連続に頭を抱えていました。そんな私に、「失敗しても面白かったらいいんだよ」と上司。今思えば、面白くないとダメだよという気持ちの裏返しだったのかもしれませんが、その一言でなんていい仕事なんだ!と心が晴れて。もう一踏ん張りでき、なんとかスーパームーンの撮影も成功しました。
コンテンツ事業部にいた頃は、配信オリジナルコンテンツとして提案した「メダカ養殖プロジェクト」に予算をつけ、挑戦させてもらったことも。1年ほど、ある部屋の窓辺が高級メダカだらけでしたが(笑)、上司も同僚も嫌な顔一つせずに応援してくれました。熱量があれば、どんなことも仕事にできるチャンスがある。そんな懐の深さが、東海テレビの魅力なんです。
1DAY
schedule
1日のスケジュール
- 10:00
- 分科会にて放送内容を決める
- 13:00
- ナレーション収録
- 15:00
- アナウンサーと打ち合わせ
- 17:00
- 台本やテロップのチェック
- 18:00
- 当週分VTRのチェック
- 20:00
- 最終チェック


TOPICS
あなたにとってテレビ局とは
テレビは偶然の出会いがあるメディア。たまたま流れた番組が辛い想いを救ってくれたり、時には人生の価値観を変えるほどの衝撃を与えてくれたり。それを作るテレビ局は、固定観念を逆手に取るような、いい意味でのサプライズを仕掛けていくことが大事かもしれません。私自身も、入社当初からの「見たことないものが見たい」という気持ちを変わらず持ち続けています。特番に出演してもらって以来、友だちになった洞窟探検家が「地球上にはまだ生きた恐竜がいる!」と言い張るので、それを番組化するのが当面の目標となりそうです。
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