戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『父の国 母の国』笑福亭鶴瓶 戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『母の肖像』箭内道彦 戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『村と戦争』吉岡忍 戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『明日は自由主義者が一人この世から去って行きます』青木理 戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『いくさのかけら』岡野弘彦 戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『むかし むかし この島で』鈴木敏夫
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『父の国 母の国』笑福亭鶴瓶
放送日時:9月7日(月)深夜1時35分~(再放送)
関西テレビが2009年に制作したドキュメンタリー『父の国 母の国』を全編放送。
終戦前後、中国東北部に残され、肉親とも生き別れながら、かろうじて生き永らえた「中国残留孤児」。孤児らが「国の支援策が不十分」として訴えた集団訴訟を経て、2008年4月からようやく「改正中国残留邦人支援法」に基づく支援策がスタートした。しかし、この支援策で本当の幸せを見出せるようになったのだろうか?支援策後の生活を取材することで、社会がどう帰国者たちに向き合うべきかを考え直す。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、長野県の満蒙開拓平和記念館を訪れる。ゲストに笑福亭鶴瓶を迎え、大阪にある無学亭で番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/笑福亭鶴瓶
■旅先/満蒙開拓平和記念館(所在地:長野県阿智村)
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『母の肖像』箭内道彦
放送日時:9月14日(月)深夜1:40~(再放送)
テレビ長崎が1994年に制作したドキュメンタリー『母の肖像』を全編放送。
長崎県大村市に養護施設「大村子供の家」がある。その中に親の顔も知らぬまま、アメリカに養子としてもらわれていった子供が、自分探しのために33年ぶりに奥さんとともに施設に帰ってきた。小学校6年生の男の子は46才になっていた。彼の名は、マツモトツヨシ。昭和22年、長崎市で生まれた。その2年前には原爆で一度に74,000人もの人が亡くなった。実は、ツヨシさんの母・八重子さんは昭和55年に亡くなっていたのだった。ツヨシさんは、母の墓参りをしたいと思っていたが、墓はなかった。引き取り手の無かった遺体は、長崎大学医学部に献体され、骨格標本になっていた。ツヨシさんは、日本に滞在中、昔住んでいた家を探しに行く。するとツヨシさん一家を知る人と出会う。当時住んでいた家を探し当てたのだ。何と帰国するという日の前日に八重子さんの写真と出会うことができ…。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、長崎県の長崎原爆資料館を訪れる。そして、ゲストに箭内道彦を迎え番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/箭内道彦
■旅先/長崎原爆資料館(所在地:長崎県長崎市)
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『村と戦争』吉岡忍
放送日時:9月21日(月)深夜1:05~(再放送)
東海テレビが1995年に制作したドキュメンタリー『村と戦争』を全編放送。
1995年、岐阜県東白川村で、村の古老たちが、平和祈念館という石倉に収めるため、戦時品を収集していた。この収集活動に密着しながら、戦時品、それぞれの意味を取材し、人口3,000人の村がどのように戦争に巻き込まれ、そして、半世紀後の「今」にどのような傷跡を残したかをドキュメントした。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、東京都の靖国神社を訪れる。そして、ゲストに吉岡忍を迎え番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/吉岡忍
■旅先/靖国神社(所在地:東京)
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅
『明日は自由主義者が一人この世から去って行きます』青木理
放送日時:10月12日(月)深夜0:50~(再放送)
長野放送が2001年に制作したドキュメンタリー『明日は自由主義者が一人この世を去って行きます』を全編放送。
「特攻隊のパイロットは一器械に過ぎぬ、と友人が言ったことは確かです。人格もなく感情もなく、もちろん理性もなく、ただ敵の航空母艦に向かって吸いつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬのです。強いて言えば自殺者とでも言うのでしょうか。精神の国、日本においてのみ見られることだと思います」『きけわだつみのこえ』に掲載されている上原良司の手記である。太平洋戦争当時、長野県南安曇郡穂高町出身で、慶應義塾大学の学生だった上原良司は、学徒出陣で陸軍に入隊。徹底した軍国主義の中で“自由主義”を夢見ながらも、特攻隊員として沖縄のアメリカ軍艦に突入、戦死した。一人の学徒兵が特攻隊員として戦死していく過程で、死を賭けて戦後の私たちに訴えたメッセージを検証。上原良司の自由主義への憧れと、死への葛藤とを織り交ぜながら、彼の思想の軌跡を辿る。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、鹿児島県の特攻平和会館を訪れる。そして、ゲストに青木理を迎え番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/青木理
■旅先/知覧特攻平和会館(所在地:鹿児島県知覧)
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『いくさのかけら』岡野弘彦
放送日時:10月19日(月)深夜1:20~(再放送)
東海テレビが2005年に制作したドキュメンタリー『いくさのかけら』を全編放送。
戦後六十年となる節目の年が2005年。この年に、地域を歩いて見つけてきた戦争の痕跡を、「いま」と「家族」に焦点をあて、四つの物語を、一本の番組にまとめて放送する。サブタイトルは、『伝言』、『和解』、『約束』、『慰霊』。そのうちのひとつ、『慰霊』では、終戦間際、愛知県豊川市の兵器工場が、アメリカ軍の空襲にあい、学生を含む2,500人が、犠牲となった事実を取材した。2005年、その犠牲者たちを慰霊するための、慰霊祭が行われた。慰霊祭の最後に、20年もの間、代表世話人を務めてきた老人は、「人を愛することを教えられました…」と供養塔に向かって、振り絞るような声で語りかけた。その言葉に、世話人の語られざる愛情物語があった…。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、長野県の無言館を訪れる。そして、ゲストに岡野弘彦を迎え番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/岡野弘彦
■旅先/無言館(所在地:長野県上田)
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戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『むかし むかし この島で』鈴木敏夫
放送日時:10月26日(月)深夜0:35~(再放送)
2005年、沖縄テレビが制作したドキュメンタリー『むかし むかし この島で』を全編放送。加えて、樹木希林がドキュメンタリーの所縁の地を訪ねる。そして、ゲストとの対談を通して番組のこと、戦争のことについて理解を深めていく。70年前の沖縄戦の映像に秘められたそれぞれの物語を解き明かそうと、調査が始まった。あの戦場にいた人々の記憶により、次々と命を吹き込まれていく沖縄戦記録フィルム。眠りから覚めた映像を通し、沖縄で起きた、あの「戦争」の「真実」に光を当てていく。加えて今回、樹木希林は番組ゆかりの地、沖縄県の平和の礎を訪れる。そして、ゲストに鈴木敏夫を迎え番組のこと、戦争について対談していく。
■ゲスト/鈴木敏夫
■旅先/平和の礎 ほか(所在地:沖縄県)

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