14日に行われる名古屋ウィメンズマラソンの記者会見が12日、市内で行われました。会見には今大会注目の4選手、松田瑞生選手、小原怜選手、佐藤早也伽選手、岩出玲亜選手が出席しましたが、記者席に姿を見せた3人のメダリストからの質問に選手たちはタジタジに…。

 記者席には、有森裕子さんや高橋尚子さん、そして野口みずきさん、3人のメダリストの姿が…。

野口さん:
「自分の仕上がり具合とか、自信のほどは何パーセントぐらいでしょうか?」

岩出選手:
「すごいダイレクトな質問ですね。やっぱり100%でスタートラインに立つのが使命なのかなと思います。仕上がりとしては…ちょっと答えづらいですね」

 ド直球の質問に、選手たちもタジタジ。そして、解説者の有森さんからは…。

有森さん:
「今一番持っている大きな自信は何か、逆に不安は何か?」

松田選手:
「自信…うーん…、負けて知る悔しさというのは誰よりも私が知っていると思っています」

 名古屋ウィメンズマラソン初出場の松田選手、去年誰よりも悔しい経験をしていました。

松田選手(去年3月):
「気持ちの整理を戻して体を整えてから、またチャレンジしたいと思います」

 去年1月、東京オリンピック日本代表選考レースで、当時歴代6位の2時間21分47秒と設定タイムを突破し、夢の舞台に大きく近づいていました。

 しかし3月のウィメンズマラソンでそのタイムは破られ、東京オリンピック出場の夢は閉ざされました。

松田選手:
「その悔しさから這い上がる気持ちというのは、勝ちたいという気持ちは誰にも負けないと思っています。日本記録への挑戦に向けて、いいレースができたらなと思っています」