災害時に、長期間の停電や通信障害が起きるのを防ぐため、愛知県は中部電力やNTT西日本と連携して復旧作業にあたる協定を結びました。

 協定は、去年の台風15号で千葉県で大規模な停電が発生した際、自治体と電力会社などが連携が取れず、復旧に遅れが出たことを教訓に、愛知県が締結を呼びかけました。

 台風による倒木などが原因で道路が通行できず、停電などの復旧に遅れが出る場合、県と中電やNTTが当初から一体となって作業にあたることで早期の復旧に繋げます。

 また、病院や避難所など、停電や通信障害を優先して復旧すべき重要な施設について、情報共有するなど連携を強化します。

 協定を受け大村知事は「台風シーズンを前に連携を密にして取り組みたい」と話していました。