新型コロナウイルスが収束する見通しが立たない中、「子どもたちの思いを尊重したい」「リスクがある以上送りだせない」などと、各学校で様々な意見が出ている修学旅行。

 名古屋市は小中学校、公立高校で修学旅行を実施するとしていて、教育委員会は新型コロナの感染予防策として<鉄道ではマスク着用><貸し切りバスでもマスク着用で休憩を増やし換気をこまめに><ビュッフェ形式の食事や鍋料理を避けて個別にメニューを選ぶ>などといった通知を出しています。

 行き先については各学校に委ねられていて、小学校は例年通り、京都・奈良へ行く学校がほとんどです。中学校の定番はディズニーランドや浅草、上野観光でしたが、今年は東京へ行く学校はありません。

 最も多い行き先は山梨や静岡で、河口湖や伊豆高原でペンションに宿泊し、釣りや洞窟探検などの屋外で「密」を避ける体験学習が多いということです。

 また豊田市は小学校が1泊2日で京都・奈良、中学校は2泊3日で東京に行っていたものの、9月1日付の通知で、修学旅行は10月以降、東京以外に「日帰りで」としています。