名古屋市は災害時に高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」について、20の宿泊施設を確保しました。

 福祉避難所は、高齢者や障害者、妊婦など、避難所の生活に特別な配慮が必要な人や、その介助者を受け入れるために設けられる避難所です。

 バリアフリーの設備が整っていることが条件で、名古屋市はこれまで介護事業所など132か所を指定していましたが、新たに呉竹荘や東横インなど5つの事業者と協定を結び、20の宿泊施設あわせておよそ3600室を利用できるようにしました。

 名古屋市は大規模災害時、およそ1900人が福祉避難所を利用すると想定していて、宿泊事業者との協定は避難先が増えるだけでなく、新型コロナへの対応にも繋がるとしています。