7月に始まった「GoToトラベル」。10月1日からは第2弾となり、これまで除外されていた東京も対象になることから、東海地方の宿泊施設などからも、さらなる人出に期待の声が出ています。

 また、さらにお得に旅行が楽しめるクーポンも登場します。

 28日、伊勢神宮やすぐ隣のおはらい町を訪れる大勢の観光客。新型コロナの影響で、およそ5か月前のゴールデンウィークには道の真ん中でネコがくつろぐほどひっそりとしていましたが、28日は人・人・人。その背景にあるのは…。

名古屋から来た観光客:
「GoToあるから。これがなかったら来ようとならなかったかな。きっかけになったから」

神戸から来た観光客:
「(GoToトラベルで)35%引きですね。大阪から近鉄特急で。定価は(2人で)1万円で、それが6500円です」

 7月にスタートしたGoToトラベルキャンペーン。旅行代金の35%、1泊当たり最大1万4000円が支援されるとあって、観光客も徐々に回復。

 一時は億単位の損失が出ていたという、三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」では、愛知県や地元の客が増え、9月は前年比で70%を超えるところまで回復したといいます。シルバーウィークには満室にもなりました。

 そして、10月1日からは、この「GoToトラベル」で、これまで除外されていた東京がいよいよ対象に。さらなる賑わいが期待されています。

戸田家の寺田社長:
「(例年だと)関東からの観光客が20~25%くらいのシェアがあります。シェアがとても大きいので、期待をしています」

 また1日からは、旅行がさらにお得になるこんなクーポンもスタートします。旅行代金の15パーセントが還元される「地域共通クーポン」。

 GoToトラベルの一環で、旅行代金の35%の割引と合わせると、実質半額で旅行が楽しめることになります。

 伊勢志摩名物のてこねずしに、おはらい町で食べ歩きできるソフトクリームといった飲食のほか、お土産やタクシーなどでもこのクーポンが使えます。

おはらい町の店:
「かなり期待しています。いろんな全国の方がみえて、昔の賑わいがでてきたらいいなって」

別の店:
「伊勢志摩がワンセットみたいなもんですから、宿泊は鳥羽のほうにたくさんありますし、お互いが盛り上がればいいなと」

 旅行がさらにお得に楽しめるようになる10月、観光地にまた活気が戻ってきそうです。