東海地方では8日午後4時50分現在、愛知県東三河南部と三重県南部に強風・波浪注意報、愛知県知多地域と三重県中部に波浪注意報が発表されています。
台風14号はすでに強い台風に発達しており、中心付近の最大風速は35m/s。強い勢力を保ったまま接近し、10日土曜日の昼前ごろから夜にかけて、東海3県に最も近づく見込みです。
沿岸部を通るとみられ、近づけば暴風域もかかってくるため、雨だけでなく暴風にも警戒が必要です。
予想される24時間雨量は、9日午前6時にかけて、愛知で90ミリ、岐阜で50ミリ、三重で150ミリとなっています。
10日午前6時にかけては、愛知で50～100ミリ、岐阜で50～100ミリ、三重で300～400ミリとなっています。
また9日の1時間雨量は多いところで、愛知で20ミリ、岐阜で20ミリ、三重で30ミリと予想されています。
警報級の現象が発生する可能性を『中』か『高』で表す早期注意情報では、愛知は9日に暴風で『高』（東部）、波浪で『高』（全域）、最接近する10日土曜日に大雨で『中』（全域）、暴風・波浪で『高』（全域）となっています。
岐阜は10日土曜日に大雨で『中』（全域）となっています。
三重は9日に大雨・暴風で『中』（南部）、波浪で『高』（南部）、10日土曜日に大雨・暴風・波浪いずれも『高』（全域）となっており、警戒を呼びかけています。
8日午後4時40分現在、東海3県には秋雨前線の影響で湿った空気がどんどん入っており、広い範囲で雨が降っています。
この後も雨が降りやすい状態が続き、夜に一旦止む所もありますが、9日にかけて雨雲が北の方に再びふくらむため、安心はできません。また沿岸部は止み間がなく、ずっと雨が降り続きそうです。9日も雨に警戒が必要です。