
岐阜市の長良川鵜飼が15日、閉幕しました。今年は新型コロナウイルスの影響で、観覧船の乗客数は過去最少となりました。
15日に行われた「鵜飼じまい」では、およそ300人の乗客が観覧船に乗り込み、鵜匠による伝統の技を楽しみました。
今年の長良川鵜飼は、新型コロナウイルス感染拡大を受け戦後初めて開幕が延期となったほか、7月の豪雨の影響などもあり、観覧船の運航は合わせて55日間中止になりました。
中止日数は過去最多で、観客数も去年を大幅に割り込むおよそ1万5000人と過去最少となりました。
鵜飼観覧船事務所の担当者は「来シーズンに向けて、観覧船での食事の方法や乗客同士の距離の取り方など、より安全に楽しんでもらえる仕組みを考えていきたい」と話していました。