冬を前に感染者が増加している新型コロナウイルス。愛知県の10月21日以降の感染者数を見てみると、10月21日には36人、28日には51人、29日に80人を超えて87人、31日には100人近い97人の感染が確認され、増加傾向が顕著に表れています。

 そして7日には113人と、8月9日以来、実に90日ぶりに110人を越えました。9日は57人の感染者が確認されています。

 こうした状況を受けて、7日に愛知県の大村知事は臨時の記者会見を開き「大変厳しい状況だ」とした上で、今の「警戒領域」から次のステージの「厳重警戒」に引き上げることも視野に入ってくると危機感をあらわにしました。

 さらに、7月から8月の第2波の時には、外出や県をまたぐ移動の自粛を要請した大村知事ですが、これについては「すぐにではないが、それらも視野に入れて対応していく」と話しています。

 愛知県は引き続き「感染防止対策の徹底」「高齢者等への拡大防止」「新たな日常への行動変容」「季節の行事での徹底対策」を呼びかけています。