新型コロナウイルスの影響で将棋の大会が無くなった児童のために、有志で立ち上げた「全国小学生棋童戦」で、15日、愛知県の予選大会が開かれました。

 全国小学生棋童戦は、新型コロナの影響で将棋の大会が中止となった児童のために、有志の保護者らが立ち上げた大会です。

 15日、名古屋市公会堂で行われた「全国小学生棋童戦」の名古屋大会では、低学年・高学年に分かれおよそ60人の児童が棋力を競い合いました。

 名古屋大会の主催は千種区の将棋バーのマスターで、盤駒や時計は日本将棋連盟・名古屋支部から借り、保護者らの協力を得て開催しました。

 参加した男子児童のひとりは、「家だとコンピューターしか使えないから、大会だと人間と指せるからいい。コンピューターは正確だけど、人間とだから間違いもあるし楽しいです」と話していました。

 名古屋大会で優勝した児童2人は、21日に行われる豊橋大会での優勝者と12月に決勝戦を行い、勝った児童が来年2月の全国大会に臨みます。