路面電車の中でおでんを味わうことができる、愛知県豊橋市の冬の風物詩「おでんしゃ」。今年は新型コロナの影響で、例年と少し様子が違うようです。

 豊橋駅前に登場した派手な電飾の路面電車。赤ちょうちんが下げられ、走る屋台。その名も「おでんしゃ」です。

 電車で酒やおでんが楽しめるとあって人気が高い「おでんしゃ」ですが、今年は新型コロナ対策で車内にはビニールシートがはられ、客も例年の6割に減らしての運行です。

 乾杯の時もコップを合わせない「エア乾杯」。また人気のカラオケも今年は中止です。

女性客:
「安心ですね、人数も少ないし体温も計ったし。楽しんできます」

豊橋鉄道の担当者:
「いつもは走る居酒屋ということで、わいわいがやがやと楽しんでいただいておりましたけれども、今年はちょっと落ち着いた雰囲気で、流れる車窓をいつもと違ったスタイルで楽しんでいただきたい」

「おでんしゃ」は1月末まで運行しますが、すでに予約でほぼ満席だということです。