愛知県は8日、新たに198人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

 感染が発表されたのは、10歳未満から90代までの男女198人です。

 内訳は名古屋市が85人、豊橋市が13人、岡崎市が10人、春日井市が8人などとなっています。

 幸田町の京ヶ峰岡田病院では7日までに精神科の患者11人と職員2人が感染したと発表しました。病院は精神科の病棟をすでに閉鎖していて、県は8日クラスターに認定しました。

 また豊川市民病院では7日、40代の看護師とこの看護師が勤務する病棟で入院していた患者1人に感染が確認され、同じ病棟で働く職員や患者あわせて90人を抗原検査したところ、さらに女性看護師6人と患者8人も感染していたことがわかりました。

 あわせて16人感染していることから、県は今後クラスターに認定するか確認を進めています。

 病院側は感染が確認された病棟の入退院の停止や救急搬送以外の救急外来を休止していて、さらに他の病棟の入院患者や医師・看護師らあわせておよそ1720人を対象にPCR検査や抗原検査を行うとしています。

 一方、既に感染が確認されていた名古屋市の60代、70代、80代の男性3人と、愛知県に住む70代女性のあわせて4人が8日までに死亡したと発表しました。

 1日あたりの死者数としては8月15日、12月4日と並んで最多です。これで県内の新型コロナウイルスでの死者は138人となりました。

画像:NIAID-RML