日本列島に流れ込んだ寒波の影響で、東海地方は今シーズン最も冷え込みました。岐阜県では山間部を中心に大雪となり、交通機関にも影響が出ています。

 橋の欄干に積もった雪…。神社の狛犬にも高く雪が積もりました。岐阜県では山間部を中心に断続的に雪が降り、17日午後3時の時点で高山市で44センチ、飛騨市河合で100センチの積雪を観測。

 揖斐川町では雪による倒木で県道が塞がれ、春日川合地区の一部13世帯18人が孤立状態となりました。

(リポート)
「昨日から降り続けた雪の重みで、鉄塔の上部が折れているのが分かります」

 先端部分が折れ曲がった鉄塔…。雪の影響か、垂井町と関ケ原町にまたがる送電用の鉄塔が損傷。ワイヤーが垂れ下がった影響で、その下を走る東海道新幹線などは速度を落として運行しました。

 一方、岐阜市では路面が各所で凍結。車のタイヤも空回りしていたほか、自転車から降り、手で押しながら登校する学生の姿も見られました。

 岐阜県では17日午後3時までに、スリップによる交通事故が103件発生、8人が軽いケガをしました。

 17日は各地で今シーズン一番の冷え込みとなり、名古屋市で0.3度、岐阜市で氷点下0.4度を観測。気象台によりますと、大雪のピークは過ぎたものの、この寒さはしばらく続くということです。