全国各地の「マンホールカード」まであるほど人気の、マンホールの蓋。名古屋市では、この人気にあやかって、古くなり役目を終えたマンホールの蓋の販売を始めました。

 名古屋市上下水道局のマスコットキャラクター、「アメンボ」がデザインされたマンホールの蓋に、平成元年の「世界デザイン博」に合わせて作られた記念の蓋も…。

 これらの使用済みマンホールの蓋10枚を名古屋市が販売することになり、18日から資料館で展示されています。

名古屋市上下水道局の担当者:
「現時点で100通以上の応募があります。その当時のままのほうがいいと…車のタイヤに踏まれてたりとか、雨ざらしになって錆びたと時代を感じるものがあります」

 長年の風雪に耐えてきたマンホールの蓋。錆や傷、汚れはマンホールの誇りです。

 人気が出始めたのは今を遡ること4年前、マンホールの写真やカードを集める「蓋女」なる存在が注目されたころから静かなブームとなっています。