28日からのGoToトラベル全国一時停止で、スキー場も厳しい年末年始となりそうです。

 先日の大雪で最高のコンディションとなった、岐阜県郡上市のスキー場・ウイングヒルズ白鳥リゾート。

女性スキー客:
「去年が全然滑れなかったので、ずっと待ち遠しかった」

子供:
「スキー滑った。楽しかったです」

男性スキー客:
「こぶもないし滑りやすいです。コンディションは最高ですよ」

 ゲレンデは真っ白、ほぼ全てのコースで滑走が可能です。昨シーズンは雪が少なかった影響で、来場者は例年のおよそ半分。今シーズンこそは…のはずでした。

 スキー場のすぐ近くにある宿泊施設・満天の宿。

副支配人:
「密の対策として、個室の料亭で食べていただければ安心かと思います」

 飛騨牛が楽しめる懐石料理が自慢の料亭は全席完全個室。さらに全ての部屋に露天風呂が。他の宿泊客と接触することなく過ごせることからコロナ禍で人気の宿となり、年末年始は予約でほぼ満室でした。

 しかし、今は予約台帳がキャンセルの跡だらけ。GoToキャンペーンの一時停止で、期間中、系列のホテルと合わせ158件、488人分の予約がキャンセルされました。

副支配人:
「現状厳しい状態ではありますので、ここは致し方ないのかなと」

 さらに日帰りのスキー客にも影響が…。

 例年、年末年始は大阪や名古屋からの日帰りバスツアーが1日におよそ7台やってきますが、今年はGoTo停止の影響で2台ほどに減便。1日あたり300人ほど減少すると見込まれています。

 ゲレンデは最高のコンディションにもかかわらず、相次ぐキャンセル…。

副支配人:
「一時停止というのがなければ、間違いなく(去年より)多くはなっていたと思います。年末年始、皆さんちょっと動かずにいていただいて、その後からでも雪はまだ残っているので、いい状態になってからまた皆さん来ていただけたらなと思います」