愛知県は、酒類の提供を伴う飲食店への営業時間短縮要請の延長を決定しました。名古屋の居酒屋やスナックなど、要請の対象となっている飲食店の声を取材しました。

 名古屋市中区栄4丁目に店を構える焼き鳥店「八乃助」。

八乃助のオーナー:
「(首都圏で)緊急事態宣言という形で、愛知も絶対に影響があるだろうなとは思っていたんですけど。もうさらに延長かっていうのが正直な思いです。これだけコロナが広がっている状況で、自粛もしないといけないですし」

 要請延長はやむを得ないと理解を示しつつも、「時短」という形を続けることについては疑問を感じていると言います。

八乃助のオーナー:
「時短要請というよりは『1か月休業してくれ』と、そちらの方が良い結果が生まれそうな、早い段階で。そういった要請に切り替えるタイミングじゃないのかなと。ダラダラやるよりは短期集中で」

 感染拡大が続く愛知県。1日の感染者数は6日に初めて300人を超え、7日は431人の感染が確認されています。

会社員の20代男性:
「どんどん増えてきてて怖いなと」

介護関係の70代女性:
「すごいですよね。個人が気を付けるより仕方がないんですけど、気を付けようもないし」

 この状況を受け出された時短要請の延長。錦三丁目では…。

スナックのママ:
「12月もうちらはずっと休んでいた、錦栄って。(コロナに)うつりたくもないし、うつしたくもないし」

 ずっと休業しているというこちらのスナック。時短要請が続く限りは店を開けられないと言います。

スナックのママ:
「うちらは営業開始時間が早いところで7時、遅いところで8時。私たち時短じゃなくて営業時間がゼロなんですよ。営業している時間がゼロになっているのに時短っておかしくないですか?休業補償をしてもらわないと。(協力金は)やっぱり7,8万は最低でも1日でほしい。そうすれば(スタッフの)女の子にもお給料あげられるし。(時短要請中は)もう休み続けるしかない」