名古屋市の官庁街・三の丸地区の再整備に向け、有識者らが期成会を設立しました。庁舎の集約に留まらず、街の賑わいづくりの拠点となる整備をすべきとの提言を、近く名古屋市の河村市長らにします。

 大学教授など有識者が発起人となり、1月7日付で設立したのは「名古屋三の丸ルネサンス期成会」です。愛知県庁や名古屋市役所の西庁舎のほか、国の出先機関が入る合同庁舎が建ち並ぶ官庁街・三の丸地区について、賑わいづくりの拠点にもなる再整備を行政に提言するために立ち上げました。

 既にまとめた提言書には、老朽化した庁舎の建て替えを機に商業施設を導入したり、県庁と市役所の本庁機能を新しい庁舎に移し、重要文化財に指定されている県庁と市役所本庁舎のホテルへの転用を検討したりすることなどを盛り込んでいます。

 期成会は近く、名古屋市の河村市長らに提言書を提出することにしています。

※画像は名古屋三の丸ルネサンス期成会提供